○ ドジャース 3-1 ロッキーズ ●
<現地時間9月8日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースが同地区最下位ロッキーズとのカード初戦に勝利。タイラー・グラスノー投手(32)が7回ノーヒットの好投を見せ、現地3月31日以来の今季2勝目を手にした。
背中の張りによる登板回避から復帰を果たし、中9日での先発マウンドに上がったグラスノーは初回を3者連続三振の好スタート。しかし2回表、四球で出した走者が盗塁と右飛で三塁に進み、6番ファーマ―の左犠飛でホームイン。無安打で先制点を献上した。
3回表にも四球から二死三塁とピンチを招いたが、2番モニアクを空振り三振に仕留めて追加点は与えず。4回、5回と三者凡退を続け、6回表にはこの試合2度目の3者連続三振をマークした。打線が同点に追い付いた直後の7回表も、3番グッドマンからのクリーンアップを三者凡退に抑えて降板。7回105球を投げて無安打、2四球、11奪三振、1失点という投球内容だった。
ドジャース打線はロッキーズの新人右腕ドーランダーに対して5回までわずか1安打と苦戦を強いられた。それでもブルペン陣を攻略し、6回裏にフレディ・フリーマンの適時二塁打で試合を振り出しに。7回裏にはムーキー・ベッツの2点適時打でリードを奪い、グラスノーに勝利投手の権利をもたらした。
勝ち越し直後の8回表を右腕ブレーク・トライネンが三者凡退。2点リードの9回表は左腕タナー・スコットがこの試合の初安打を浴びながらも、無失点で締めて今季21セーブ目を挙げた。逃げ切ったドジャースは2連勝で今季80勝目に到達。地区2位パドレスとの1ゲーム差をキープし、首位に立っている。
グラスノーは今季初登板だった現地3月31日のブレーブス戦で1勝目を挙げるも、4月は全4登板で勝敗付かず。その後は右肩痛により約2ヶ月半に渡って離脱を余儀なくされた。現地7月9日に復帰を果たしてからも9登板で0勝3敗と苦しみ、今回が161日ぶりの勝利。今季成績を2勝3敗、防御率3.21としている。