◆ チームの強化以外にも相乗効果を
西武は4日、MLBのニューヨーク・メッツとパートナーシップ契約を締結したことを発表した。
パートナーシップ契約の内容としては「スカウティング方法やデータ分析方法の知識を共有」、「人材派遣」、「事業面でのノウハウの共有」が主なところとなり、今後は西武からコーチ・スタッフの派遣なども行われるとのこと。また、チームの強化という部分だけに留まらず、ボールパーク化へ向けた施設活用や野球・スポーツの振興強化という観点でも情報共有を行い、ビジネス面の成長も目指していくという。
▼ パートナーシップ契約
(1)スカウティング方法やデータ分析方法の知識を共有
両球団でスカウティング方法やデータ分析方法の知識を共有。チーム編成やチーム戦略に役立てていく。
(2)人材派遣
球団からコーチやスタッフをメッツの春季キャンプや教育リーグへ派遣。コーチング技術やメディカル・フィジカル面、選手育成などに関するノウハウを学ぶ。
(3)事業面でのノウハウの共有
各種施策やマーケティングなどに関する情報の共有、日米両国における野球を通じたスポーツ振興に関するノウハウを共有。野球競技者人口の増加を目指していく。
◆ コメント
▼ 株式会社西武ライオンズ代表取締役社長・居郷肇氏
ニューヨーク・メッツとパートナーシップ契約を締結できることを
大変うれしく思っております。
毎年ファンの皆さまと秋には喜びを分かち合うことができる
きっかけになると確信しております。
またビジネス面を強化していくうえでも大変心強いパートナーです。
さらに、野球を通じたスポーツ振興に関するノウハウを共有していくことで、
野球競技者人口が減少しているという大きな課題の解決にも繋がればと考えております。
▼ ニューヨーク・メッツGM補佐・Allard Baird(アラード・ベアード)氏
西武ライオンズとパートナーシップ契約を締結できることを大変うれしく思っています。
この締結により、私達の視野をより広げていくこと、
またグラウンド内外でお互いからさまざまなことを学ぶことができるようになります。
お互いの知識と文化を融合させていくことは、
メッツとライオンズの双方がチャンピオンチームを目指すうえでの助けになると考えております。
▼ 株式会社西武ライオンズ球団本部GM・渡辺久信氏
メッツとパートナーシップ契約を締結することで、
今後、コーチやスタッフの成長にも繋がり、
毎年優勝争いができるチームになると強く期待しています。