◆ ライトへ本塁打
ロッテの育成・和田康士朗が8日、楽天モンキーズとの国際交流試合で豪快な一発を放った。
この日の試合前練習から一軍に合流した和田は、12-3の7回一死一塁の場面に代打で出場。「当てれば僕の足だったら、なんとかなるので、三振だけはしないようにと心がけていました」。楽天モンキーズの左腕・リウ・イーイエンの変化球を、ライト方向に鋭い打球を放つもライトライナーに倒れる。
先頭で迎えた続く9回の第2打席は、とチェン・イーシュンが投じた高めの球を引っ張り、マリーンズファンの待つライトスタンドに飛び込む本塁打となった。本人も「打った瞬間です」と好感触の一発。
◆ “猫背”にならないことを意識
和田は昨季から福浦二軍ヘッド兼打撃コーチから猫背にならないようにと指導を受けている。この日も「猫背にならないことを意識しました」と話し、「今のキャンプは、コンパクトに振るということを心がけているので、強いスイングをしつつ僕の足が活かせるバッティングを今目指してやっている。その結果だと思います」と自己分析した。
今季が育成3年目。「まずは一軍に帯同して、オープン戦と出させてもらって、結果を出さないと支配下はないと思う。今年が3年目で勝負の年なので、今年はしっかり結果にこだわってやっていきたいと思います」。支配下選手登録を勝ち取るためにも、和田が話したように結果を残していきたいところだ。
取材・文=岩下雄太