もう一度見たい!珠玉の名勝負
一般社団法人日本野球機構(以下、NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、KONAMI)がタッグを組んで開催している“もうひとつのプロ野球”こと『eBASEBALL プロリーグ』の2020シーズン。
今季もeペナントレースの全日程が終了し、残すは頂点の座をかけたポストシーズンの戦い。年明け早々に緊急事態宣言が発出した影響から、開催日が未定となっていた「eクライマックスシリーズ」も、ついに2月27日(土)と28日(日)に実施されることが決定した。
今回は、そんな大一番を前に是非とも見ていただきたい「今季の名勝負」をご紹介。ここでは、2020シーズンに鮮烈なインパクトを残したDeNAの“最強ルーキー”辻晴選手の衝撃のデビュー戦をピックアップしつつ、本人に今季の戦いぶりと、日本一へ向けた意気込みを語っていただいた。
なお、ここに取り上げたもの以外でも、試合の模様はすべてYouTubeのパワプロ・プロスピ公式チャンネルでいつでも・どこでも見ることができるので、eBASEBALLのポストシーズン開幕が待ちきれないという方はもちろんのこと、ふらっとこの記事に辿り着いて初めて見てみようかなという方も、是非ともこの機会に珠玉の熱戦をご覧いただきたい。
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DeNAの“最強ルーキー” 衝撃のデビュー戦
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・12月5日(土)配信
開幕戦・第2試合:DeNA(辻晴) 12 - 1 ヤクルト(高良匡史)
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▼ 辻晴選手・コメント
(シーズン通しての感想)
正直、ここまで勝てるとは(5勝1分)
思っていませんでした。
僕にとっては初めてのシーズンでしたが、
だからこそお客さんのいない試合環境に
いち早く適応することが出来たのかもしれません。
「首位であり続けたことが大きかった」
昨夏に行われたオンライン予選を4位で突破し、オンライン最終選考会はB日程の31名中13位の成績でeドラフト会議の対象選手となった辻晴。DeNAからその名前が呼ばれた際には、涙を流してプロ入りを喜ぶシーンもあった。
すでにeBASEBALL プロリーグの世界でプレーをした選手や、過去にパワプロの大会で実績を残した選手、さらにはオンライン予選で好成績を残した選手の中にあって、ドラフト当時の辻の注目度はさほど高くなかった。しかし、上述の開幕戦、辻にとっての“プロデビュー戦”で昨季の打点王を相手に12-1の圧勝。そこから18歳の快進撃がはじまる。
交流戦では楽天を相手に1-0、日本ハムには5-0の完全試合を達成。連勝を3に伸ばすと、12月31日の広島戦では勝ち切ることはできなかったものの、0-0でここも無失点ゲーム。年明け・1月2日の巨人戦では、昨季のMVPである舘野弘樹も2-1で下し、1月7日に行われた阪神戦も5-1の快勝。プロ1年目のシーズンを5勝1分、負けなしで駆け抜けたのだ。
辻はレギュラーシーズンの戦いを振り返り、「チームとして常に首位であり続けたことが大きかったと思います。優勝を狙える位置に居続けたことで、最初から最後まで高いモチベーションを維持することができ、優勝という結果に繋がったと思います」と冷静に分析。
また、個人の戦いぶりについては、「チームメイトのアドバイスが勝利に繋がりました。基本的には僕がやりたいことを
やらせてもらい、重要な場面で的確なアドバイスを与えてくれる。そんな流れが安定した試合運びの要因になったと思います」と、ともに戦った仲間への感謝を語った。
「中断期間にも数段レベルアップ」
終わってみればシーズン負けなしに加え、最多本塁打に最多打点、そして最優秀防御率と、3つの個人タイトルも獲得。プレイヤーの“絶対的な強さ”を可視化する「プロリーグランキング」でも全体2位、リーグでは最上位となったように、まさに今シーズンのeBASEBALL プロリーグを代表する選手に登り詰めた驚異の18歳。
個人のタイトルについては、「最多本塁打・最多打点に関してはシーズン中に打撃が成長したことが大きかったです。シーズン中でも調子の維持にこだわろうとはせず、常に新しいやり方を模索した結果、ミート打ちや強振精度が大きく向上し最多本塁打と最多打点に繋がったと思います」と、ハイレベルな戦いの中で日々成長していったことを要因に挙げる。
つづけて、「最優秀防御率には大茂選手が大きく関わっています」と、今季も最多奪三振のタイトルを獲得したチームメイトの“ピッチングの達人”の名前を挙げながら、「大茂選手の投球術を間近で学び、それを自分の投球に落とし込んだことで、ストレート被打率.085という数字を出すことが出来ました。どのタイトルもシーズン中に成長できたことが結果に表れたと思います」と自己分析。レギュラーシーズンの激闘の中で、進化していくことができたと明かした。
いよいよ27日には『コカ・コーラ eクライマックスシリーズ』が開幕。DeNAはリーグ優勝チームとして、ファーストステージを勝ち上がった相手の挑戦を受ける立場となるが、「eCSを突破できなければそこで終わりなので、まずはeCSに全力を注ぎたいと考えています」とコメント。
緊急事態宣言の影響を受け、“空白の期間”を挟んでの大舞台となるが、「この中断期間にも数段レベルアップしている実感があるので、皆さんに成長した姿を見せることができればと思います」と頼もしい発言も。
ポストシーズンも変わらぬ大活躍で、チームに日本一の栄誉をもたらすことができるか。DeNAの“最強ルーキー”から、目が離せない。
eクライマックスシリーズ
▼ 2月27日(土)=セ・リーグ
1st:阪神(セ2位)- 巨人(セ3位)
fin:DeNA(セ1位)- <1stの勝者>
▼ 2月28日(日)=パ・リーグ
1st:オリックス(パ2位)- 西武(パ3位)
fin:ソフトバンク(パ1位)- <1stの勝者>
☆レギュレーション
・eペナントレースの各上位3チームによるトーナメント戦。
・試合は9イニング制で、3イニング毎にプレイヤー交代。延長戦はなし(引き分けあり)
・ファーストステージ/ファイナルステージともに3ゲーム制で行い、先に2勝したチームの勝ち抜け。
(ゲームの対戦成績がイーブンとなった場合はリーグ上位チームが勝者)
▼ 詳細は公式サイトまで