● 楽天 3 － 8 オリックス ○
＜19回戦・楽天生命パーク＞

　大混戦のパ・リーグは、3位・オリックスが敵地で4位・楽天に連勝を収めカード勝ち越し。同日の試合で西武とソフトバンクの上位2チームが揃って敗れたため、オリックスは首位と1.5差に詰め寄った。

　オリックスは3週間ぶりの先発登板となった田嶋大樹が1回、2回と立て続けに失点するも、5番・頓宮裕真がプロ入り4年目にして自身初の2打席連発5打点と大当たり。序盤3イニングでシーソーゲームの主導権を握ると、試合後半も山足達也の今季初ホームランなどで突き放した。

　田嶋は7回・118球を投げ7安打3失点の内容で今季9勝目（3敗）。6月3日・広島戦から自身8連勝でキャリア初の2ケタ勝利にリーチをかけた。

　一方、3連敗となった楽天はCS出場権を争うソフトバンク、ロッテ、オリックスと、先週から痛恨の3カード連続負け越し。この日は先発の辛島航が4回途中6失点と打ち込まれ3敗目（4勝）を喫した。

　これで楽天の貯金は残り「1」。首位とは4差のままだが、3位・オリックスとのゲーム差を2.5に広げられ、背後には3連勝中のロッテが1.5差に迫る状況に。ポストシーズン進出へ正念場を迎えている。