2022年度のプロ野球ドラフト会議が20日に行われ、立教大の荘司康誠の交渉権を獲得した楽天の石井一久監督が、オンラインでの囲み取材に応じた。

　荘司の交渉権の獲得を巡り、ロッテ、楽天の2球団が競合。米田球団社長がくじを引き当て、交渉権を獲得した。

　石井監督は「最終的に今日スカウト会議が終わって、誰が（クジを）引かれるんですか？と社長が聞いて来たので、僕です、という話をしました。もちろんスカウトの方にはあまり責任を背負う様な事はさせたくなかった中で社長が、僕がいけますと言っていたので、段々僕も直感で、今年は社長が行った方が当たるなと思ったので絶対大丈夫だ、行ってください、と伝えました。社長の運もありましたし、僕の勘もありました」と米田社長がくじを引く役目に至った経緯について説明。

　荘司については「期待は凄く持っています。今後のイーグルスの中でも中心投手になれる、という所での指名だったので、スポット的な選手とかそういう事では無くて、これからのイーグルスを担って行って欲しいピッチャーなので指名しました。今日、もしかしたら指名挨拶行けるかな。交渉権確定の紙と楽天モバイルの申し込み用紙を2つ持っていこうと思います」とジョークを交えつつ、「前も言ったのですが、即戦力というプレッシャーをかけずに、大きく育って欲しいので、しっかりと一軍の中で色々な事を学びながら成功失敗体験をしながら、将来的に中心選手になれるような投手になって欲しいですし、それだけのスケールの大きさは持っていると思います」と期待を寄せた。

▼ 荘司康誠
身長 / 体重：188センチ / 86キロ
投 / 打：右投 / 右打
ポジション：投手
生年月日：2000年10月13日

（取材＝ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗）