○ 阪神　15 － 0　巨人 ●
＜5回戦・甲子園＞

　阪神は本拠地で巨人を圧倒し連敗を「2」でストップ。先発野手全員安打の19安打15得点を上げ、投げては左肩のコンディション不良で出遅れていた伊藤将司が今季初登板を完封勝利で飾った。

　2回に2点を先制し、3回は先頭の近本光司がライトスタンドへソロ本塁打を放つと、打線が繋がり無死満塁の場面で佐藤輝明、井上広大がそれぞれ適時打を放ち、巨人先発の山﨑伊織をノックアウト。打者一巡6得点の猛攻で試合の主導権を握った。

　その後も打線の勢いは止まらず、8回にも左腕の今村信貴に集中打を浴びせ6得点。2番・中野拓夢が3安打3打点、6番・井上も3安打4打点を荒稼ぎした。

　大量援護を受けた伊藤将司は、初回から勢いのある真っすぐとキレのあるツーシームを低めに集め、4回までパーフェクトに抑える圧巻の内容。5回一死から中田翔に初安打を浴びたものの、後続2人の打者をわずか3球で抑える“省エネ投球”でまとめた。最後まで巨人打線を寄せ付けず、無四球2安打8三振。106球で9イニングを投げきり、今季初登板を完封勝利で飾った。