ロッテ・カイケル(撮影=岩下雄太)

 「マウンド、ボールも違いますし、ただ一つ言えるのはしっかりとしたコントロールをつけて、しっかりと打者と対戦する。それが一番自分自身成功する秘訣かなと。コントロールが一番大事だと思います」。

 メジャー通算103勝、アストロズ時代の15年にはサイ・ヤング賞を受賞した実績を持つロッテのダラス・カイケル投手は、11日にZOZOマリンスタジアムで行われた入団会見で、日本で成功するために必要なことについてこのように語った。

 カイケルは入団会見で“コントロール”という言葉を何度も口にしていた。“コントロール”を大事にするようになったきっかけなどあるのだろうかーー。

 「自分自身、速い球を投げることをずっとしていなかった。コントロールは7歳、8歳から速い球ではなくコントロール重視でとスタートしていました」。

 キャッチボールで意識していることについて訊くと、「しっかり自分自身良いフォームで一生懸命相手を目掛けて投げる。ブルペンで今日(12日)投げたので、その前の準備段階として、しっかりとした球を投げられるようにそういう気持ちはキャッチボールでやっています」と教えてくれた。

 ZOZOマリンスタジアムでの試合前練習で行うカイケルのキャッチボールを見ると、野球のボールを投げる前にアメリカンフットボールの楕円形のボールで、ブルペン捕手とキャッチボールをしていた。

 「やっぱりバランス良くないと良い球が投げられない。そういう意味では普通のキャッチボールの前にウォームアップで良いフォームで投げられるような気持ちで、バランス良く投げられるようなという意味合いを込めて、そんなに長くはやっていないんですけど、ここ最近投げています」。

 また、カイケルはメジャー時代に5度ゴールドグラブ賞している。守備で大事にしていることについて「案外、打たれるというか、ピッチャーライナーといった激しいボールが来るので意識的にしっかりと捕らなきゃいけないという意味合いで練習もしっかりして、その結果としてゴールドグラブが獲れたんじゃないかなと思います」と説明した。

 メジャーでの実績、そして経験もある。カイケルが日本で活躍できるか、できないかどうかが、大逆転優勝に大きな鍵を握る。吉井理人監督も「アメリカのスーパースターなので試合に勝つ、結果は出して欲しいです。それプラスマリーンズは若いチームなので、若いピッチャーに技術、経験を教えてもらえればすごくありがたい」と期待を寄せる。

 マリーンズファンに向けてカイケルは「マウンドに上がったらチームの勝ちに貢献できるように。勝つという気持ちを全面的に見てほしいなという思いはあります」と意気込んだ。この9連戦中での来日初登板が予定されているが、カイケルの持ち味である“制球力”、“守備力”を日本のファンの前でしっかりと披露してほしい。

(ダラス・カイケル投手通訳=千葉ロッテマリーンズ・矢嶋隆文通訳)

取材・文=岩下雄太

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岩下雄太

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