ロッテの益田直也は開幕から一軍で腕を振り続け、ここまで36試合に登板して、1勝2ホールド2セーブ、防御率3.22の成績を残す。
現在のストレートについて「めちゃくちゃ良くなっています。なので、まっすぐ中心でもいけるかなという感じで投げています」と自信を見せる。
今季はストレートでのフライアウトが多い。6-3の8回に登板した前回登板の9月22日のオリックス戦でも、無死一塁から麦谷祐介を初球のストレートで左飛、続く若月健矢を149キロのストレートで空振り三振、二死二、三塁から来田涼斗を148キロのストレートで右飛に打ち取った。
「基本的に僕はフライピッチャー。ゴロでアウトを取れている時よりは、フライでアウトを取れている時の方が、まっすぐの時ですけど、いいのかなと思います」
気になるのは、奪三振率が低いこと。直近5年の奪三振率を見ても、22年が8.13、23年が9.11、24年が7.56、25年が7.40、そして今季は5.20だ。ストレートでフライアウトが取れているので、三振が少ないことは気にしなくて良いのだろうかーー。
「三振はもうちょっと変化球を使えば取れるかもしれないですけど、今はまっすぐが良くなって来たので、まっすぐで行って。あとは追い込めるようになってきたので、変化球で空振りを取れるようにもうちょっとやればいいかなという感じです」
今季ストレートに次いで、2番目に多く投げているシンカーは被打率.172、球種別では最も多い10個の三振を奪い、映像を見ても良いボールを投げているようにも見える。
ただ、本人は「シンカーは個人的にはあまり良くなくて、もうちょっと良くするのが課題かなと思います」とポツリ。
曲がり球もここ最近の登板では、カットボールを投げる日があれば、スライダーを投げる日もある。
オープン戦、開幕直後はストレート、スライダー、シンカーだけでなく、カットボール、カーブといった球種を駆使。5月3日の取材で「今はデータ野球なので、データしか入っていない球を待っていたりすると思う。一旦そのデータを散らばして、バッターに悩んでもらったらいいかなというので投げています」と話していた。現在スライダー、カットボールを投げ分けているのは来季に向けてデータを散らしているのか確認すると、「バッターを見て、基本的に投げています」とのことだった。
投球フォームも、6月14日の取材で「今足を上げるよりクイックの方がタイミングも合うし、それでうまくいくように投げています」と走者がいない時もクイック気味で投げていることがあったが、現在は足をあげて投げている。
「足を上げて投げるタイミングをちょっと崩していたんですけど、この感じならいけるかなというタイミングで、足を上げています」と教えてくれた。
25日からは12連戦が始まる。10月3日のソフトバンク戦では、「侑己が投げる試合に投げられたらいいなと思いますね」と、唐川侑己の引退試合が開催される。益田はシーズン最後の最後までチームの勝利のため腕を振る。
取材・文=岩下雄太