ロッテ・寺地隆成(撮影=岩下雄太)

 ロッテの寺地隆成は8月終了時点で打率.185だったが、9・10月は打率.327をマークし、最終的には打率.224でシーズンを終えた。

 9月に入ってからは体勢を崩されながらも、安打にすることが多かった。9月19日の西武戦では、0-1の初回二死走者なしの第1打席、「タイミングもそうですしボール自体も長く見られたので、そのぶん、引き付けられたのではないかなと思います」と、隅田知一郎が2ストライクから投じた4球目の118キロカーブが体勢を崩されながらもうまくタイミングを合わせてライト前安打。

 続く0-2の3回二死一塁の第2打席、「あれもそうですね、しっかり長く間を見れた中で変化球をしっかり拾えたので、良かったなと思います」と隅田が2ボール2ストライクから投じた6球目の136キロカットボールもタイミングを外されながらもライトへの二塁打を放った。

 9月30日の楽天戦、0-3の9回無死走者なしの第4打席、藤平尚真が2ボール2ストライクから投じたインコース低めの145キロフォークをライト前に体勢を崩されながらもライト前に運ぶ安打。

 10月3日のソフトバンク戦でも、0-0の初回二死走者なしの第1打席、松本晴が2ストライクから投じたスライダーを泳ぎながらもライト前に弾き返した。

 体勢を崩されながらも安打が出ているのは、ボールを長く見れていたり、タイミングがしっかり取れているからなのだろうかーー。

 「まっすぐを狙いに行った中で低めの変化球をしっかり、体もそうですし、軸がしっかり残っていて、最後に前で拾えるのは自分の強みでもあるのでそこはしっかり出せたのかなと思います」

◆ 参考にするソフトバンク・近藤

 タイミングの部分では、ソフトバンク・近藤健介、広島・坂倉将吾の右足の上げ方を参考にしている。

 寺地は10月2日と3日のソフトバンク戦、ファーストでスタメン出場した。近藤が安打や四球で出塁した後、一塁ベース上で質問できるタイミングはあったのだろうかーー。

 「聞きたかったんですけど、ちょっと緊張して声がかけられなかったので、来シーズンどこかで本当に声かけさせていただく場面があれば、質問したいこともありますし、聞きたいなと思います」

 では、近藤の試合前の打撃練習をベンチで見学したりしているのだろうかーー。

 「試合前は特に見ていないんですけど、出ていない時の試合中だとか、裏で近藤さんのバッティングを見る機会が多いので、右足の使い方だったりタイミングの取り方を見させていただいています」

◆ 同学年のライバル・前田悠伍

 10月2日のソフトバンク戦では同学年の前田悠伍と対戦し、3安打の固め打ち。

 「同級生ということもあるので、普段の対戦よりは少し意識したのもありますし、その中で打てたのは自分の中で嬉しいです」と喜んだ。

 寺地には度々、前田悠について質問しているが、「今年すごくいいピッチングが続いていると思いますし、自分も対戦成績でいうとヒット1本くらいしか打っていないと思うので、負けたくないと言う気持ちはあります。頑張って自分も彼に負けないような成績を残せるように頑張っていきたいと思います」(7月19日取材)、「二桁勝利もあげて、勢いついていると思うので、自分も負けていられない。食らいついていけるように頑張っていきます」(8月22日取材)と闘志を燃やした。

 寺地と前田悠が同学年で互いに高卒でプロ入りし、2年目から台頭していることもあり、筆者自身が勝手にライバル意識しているような構図にしてしまっているが、実際のところはどうなのだろうかーー。

 「仲は良いですけど、全然あいつの方がレベルが高いので、しっかり追いつけるように頑張ります」

 寺地には2005年世代のナンバーワンプレーヤーになることを個人的に期待している。

 その辺りについて「一番…、あります」とはにかみながら答え、「木村も怪我しちゃって、ああいう形になっているんですけど、彼は悔しい気持ちがあると思いますし、今自分も含めてやっていかないといけないと思っているので、一番になりたいです」と力を込めた。

◆ 状態を上げてシーズン終える

 同学年の前田悠から3安打したり、シーズン最終盤は打ちまくった。

 9月10日の取材で「2度落ちて、2回目上がってきてこういう感覚だったなというのを取り戻しつつあるので、そこをしっかりこの後残りの10何試合かでしっかり固めていって来シーズンに繋げていければなと最終的に思っています」と話していたが、10月4日の取材では「ちょっとずつですけど、(いい感覚が)出てきていると思います」と話した。

 その一方で、「まだまだだと自分の中では思っているので、ここからもっとレベルを上げていけるかなと思います」と現状に満足しない貪欲な姿勢を見せた。

 シーズン終了後はみやざきフェニックス・リーグに参加し、その後には秋季キャンプも控える。今取り組んでいることをブラッシュアップしていくつもりだ。

取材・文=岩下雄太

【PR】千葉ロッテマリーンズを観戦するなら「DAZN Baseball」

DAZN BASEBALL

昨年秋から“昭和流”の猛練習で心技体を磨いた。“サブローチルドレン”たちが躍動し、藤原、西川はチームの顔に成長し、小川、友杉の二遊間コンビは12球団屈指。後半戦もパ・リーグ引っ掻き回す。

「DAZN Baseball」は、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプラン(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できる。

POINT

① ペナントシリーズ、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

③ 毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

【PR】パ・リーグの全てを「パ・リーグTV」で遊び尽くす!

パ・リーグTV パ・リーグ見放題パック

パ・リーグ主催の全試合をライブ配信する「パ・リーグTV」。通常価格は月額1,595円(税込)ですが、各球団のファンクラブ会員なら月額1,045円(税込)とさらにお得なプランで利用可能だ。3試合同時視聴やマルチアングル機能、13年分のアーカイブなど、公式サービスならではの視聴体験が充実している

POINT

① パ・リーグ主催の全試合をライブ配信!交流戦も視聴可能!

② 3試合同時視聴やマルチアングルなど、独自の高機能が充実!

③ 2012年以降のアーカイブも見放題。過去の名シーンを回想できる!

この記事を書いたのは

岩下雄太

岩下雄太 の記事をもっと見る

もっと読む