○ 日本ハム 6 - 1 DeNA ●
<2回戦 札幌ドーム>
日本ハムが連敗を3でストップ。先発の斎藤が5回0/3を5安打1失点に抑え、623日ぶりの白星となる今季初勝利(1敗)を挙げた。
斎藤は初回、1番桑原にいきなり左前打を許すも、2番梶谷は注文通りの三ゴロ併殺。3番ロペスには再び中前打を浴びたが、4番筒香を二ゴロに打ち取り無失点スタートを切った。
するとその裏、4番中田が痛烈な左前適時打を放ち先制。援護を得た斎藤は2回以降2イニング連続で3者凡退に抑え、吉井投手コーチは「立ち上がりは高めに浮いていたが、だんだん低めに集められるようになっている」と評した。
4回は先頭の2番梶谷に安打と盗塁を許し、一死二塁のピンチ。この試合初めて得点圏に走者を背負ったが、4番筒香をシュートで中飛、続く宮崎はフォークで遊ゴロに仕留め、ここでもスコアボードにゼロを刻んだ。
5回は死球をきっかけに二死二塁とされると、9番倉本に許した打球は左前へ。これを左翼・大田がワンバウンドで本塁へストライク返球し、同点を狙った二塁走者の生還を阻止した。
するとその裏、一死二、三塁の好機で、再び4番中田が左翼への2点適時二塁打をマーク。中田は8回にも2点適時二塁打を放ち、計5打点と斎藤を強力援護した。
斎藤は6回、先頭の桑原に二塁打を許し降板。3点リードのため、代わった谷元が二塁走者の生還を許したが、DeNA打線の反撃を最小限で食い止めた。
斎藤は結局6回途中81球を投げ、5安打2奪三振1死球の内容。降板後、「すごく丁寧に投げることだけを意識していました。大野さんのリード通りに投げられ、大胆にいくことができたと思います。ファームで取り組んできたことも、実践できました。1回にハルキ(西川選手)が出塁して先制点を取ってくれ、楽に投げることができました。5回のタイシ(大田選手)の守備、ピンチを谷元さんが救ってくれて感謝しています。」とコメントした。
日本ハムは7回以降、宮西、玉井とつなぎ、DeNA打線に反撃を許さず。ウイニングボールを手にした斎藤は、笑顔でチームメイトとハイタッチをかわした。