トークショーに参加した西武の浅村と秋山

◆ 「優勝」への強い想い

 西武の浅村栄斗と秋山翔吾が21日、所沢駅前ハウジングステージで行われたトークショーに参加。詰めかけた約800名のファンを前に、新シーズンに向けた決意を語った。

 3年連続Bクラスという屈辱から、昨季は辻発彦新監督の下で見事な巻き返しを見せた西武。しかし、主将を務めた浅村が「個人的にはもっとできたかなという部分が」と語れば、秋山も「タイトルを獲れたことは嬉しかったんですけど、数字としてはもう少し伸ばせたかな」と2人とも満足はしていない様子。

 チームとしても、「2位という順位で終わって、今年が大事になってくる」と今季にかける想いは強い。最後は「秋山さんと一緒にチームを引っ張って、必ず優勝しますので応援よろしくお願いします」(浅村)、「浅村と一緒に協力して、優勝だけ見つめて2人でチームを引っ張っていくので応援よろしくお願いします」(秋山)と互いに“優勝”への強い想いを語り、拍手と歓声でトークショーに幕を下ろした。

◆ 切磋琢磨してチームを引っ張る

 年齢やプロ入りのタイミングは違えど、2011年から主力として走ってきた2人。今やチームの顔として、先頭に立って引っ張っていく立場になった。

 イベント終了後、取材に応じた秋山は「良いタイミングで浅村の想いを聞くことができた」と笑顔。「チームを引っ張っていく立場として盛り上げていきたいと思いますし、負けたくない数字とかは特にないですけど、お互いに高いレベルで競い合うことができれば」と語り、「刺激をもらえる存在なので、切磋琢磨してチームを引っ張っていければ」と力強く意気込む。

 一方の浅村も、「出始めた頃が一緒で、負けたくないというライバル心はある。お互いに良いシーズンにできれば優勝も見えてくると思うので、秋山さんが首位打者、自分が打点王を獲るというようになれば一番良いかなと思う」とコメント。お互いに刺激し合いながら、チームを高みへ引っ張っていくことを誓った。

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