巨人・上原浩治=東京ドーム(C)KYODO NEWS IMAGES

◆ 「ジャイアンツにいたから、今の自分がある」

 巨人は29日、上原浩治投手を自由契約にしたと発表した。同投手は翌30日に自身のブログ更新。巨人の判断に理解を示すとともに、現役続行への意欲をつづった。

 上原は『自由契約』のタイトルでブログを更新。件の経緯について「ちゃんと監督と話し合っての決断です。いろいろ適当なことを発言してる方々がいるのが本当に残念です。憶測、妄想で今回のことを言うのは止めていただきたい」と釘を刺した。

 今月23日に左膝のクリーニング手術を受けた。「これからどうなるかは本当に分からないです。膝の治り具合で左右されると思ってます。今はリハビリを頑張るしかないです。動けるようになって、投げれるようになって、その先は成るようにしか成らない」とつづった。

 来年4月に44歳となる右腕。「球団にしてみては、手術した年のいった選手と契約するのは、ためらうでしょう。もし、契約してシーズン投げないまま終わったら、球団にとってはマイナスしかない。だから、投げれるかどうかを判断してみたいっていうのは、妥当な意見と思います。(監督に復帰する)原さんと確執がある…とか…。何を言ってんだか」と続けた。

 他球団と再契約する可能性もある。「12球団オッケーって言ってるのも、ジャイアンツが嫌なわけではない。アメリカに居たから、どんな球団でも野球ができるってことが、どんなに素晴らしいことかを学んだつもりです。もちろん1つの球団で終えることも素晴らしいって思ってますが…。ジャイアンツにいたからこそ、今の自分があるって思ってます!」とつづった。

 上原は今季、10年ぶりに日本球界に復帰。日米通算100ホールドを達成するなど、36試合に登板して、0勝5敗14ホールド、防御率3.63という成績だった。

もっと読む