ニュース 2017.10.13. 13:50

牛乳が苦手でも大丈夫!上手なカルシウムの摂り方

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牛乳以外からも摂れるカルシウム

カルシウムを多く含む食品の代表としてあげられるのが牛乳です。
ただし「牛乳を飲むとお腹がゴロゴロして下痢をしやすい」という体質の人も少なからず存在し、特に激しい腹痛と下痢を引き起こす症状を「乳糖不耐症」といいます。

乳糖不耐症の原因としては、その人の腸内に乳糖を分解する酵素が少ないことが挙げられます。牛乳からカルシウムが摂れない場合は、他の食品を上手に活用することで対応しましょう。

カルシウムを豊富に含む食品

・ヨーグルトやチーズなどの乳製品
・しらすやししゃもなどの魚類
・豆腐や納豆などの大豆類
・小松菜や水菜などの野菜類

また切り干し大根や高野豆腐などの乾物にもカルシウムが含まれています。牛乳が体質に合わない場合はこれらの食品を上手に取り入れてみましょう。

毎食こうした食品を食べることが理想的ですが、一食単位で考えるのではなく、一日単位、一週間単位でカルシウムを含む食品をとれるように献立を工夫してみましょう

さらにカルシウムはビタミンDによってもその吸収率が高まるといわれており、太陽の光に含まれる紫外線の刺激によって人間の皮下でもつくられるため、屋外でしっかり身体を動かすこともカルシウムの吸収率を高めるために大切です。

逆に摂取したカルシウムが体内に吸収されるのを阻害する食品添加物を含む食べ物(インスタント食品やファストフードなど)は適量にとどめておき、食べすぎには注意しましょう。


著者プロフィール

アスレティックトレーナーの西村典子さん
アスレティックトレーナー/西村典子(にしむらのりこ)
東海大学スポーツ教育センター所属、東海大学硬式野球部アスレティックトレーナー。日本体育協会公認アスレティックトレーナー、NSCA-CSCS, NSCA-CPT。学生スポーツを中心としたトレーナー活動を行う一方で、スポーツ傷害予防や応急処置、トレーニングやコンディショニングに関する教育啓蒙活動を行う。また一般を対象としたストレッチ講習会、トレーニング指導、小中学生を対象としたスポーツ教室でのウォームアップやクールダウンといったさまざまな年齢層への活動がある。一般雑誌、専門誌、ネットメディアなどでも取材・執筆活動中。
大阪府富田林市出身。奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。
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