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101回目の夏を彩る注目選手たち:有馬諒(近江)

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昨夏のリベンジへ


 “令和最初”の夏の甲子園、『第101回全国高等学校野球選手権大会』が8月6日に開幕。今大会注目の選手たちをピックアップする『101回目の夏を彩る注目選手たち』で今回取り上げるのは、今大会屈指の好カードが並ぶ大会6日目(8月10日)の中で、最も大きな注目を集めていると言っても過言ではない、第2試合に登場する近江(滋賀)の「扇の要」有馬諒選手だ。

▼ 有馬諒(近江)
3年 捕手 183cm・81kg 右投右打

 今大会は捕手に好素材が揃うと言われているが、その中にあっても総合力でNo.1に推したい。1年の夏からベンチ入りを果たすと、その秋からは不動の正捕手に定着。昨年春の選抜では、初戦でいきなり4打数3安打2打点をマークし、見事な甲子園デビューを飾った。

 昨年夏は、金足農の劇的なツーランスクイズの前に悔しい敗戦を喫したが、その後も順調に成長。今年の春は並み居る強豪を打ち破って近畿大会優勝を果たし、夏の滋賀大会でも攻守にわたる存在感を見せて2年連続の甲子園出場を勝ち取った。

 まず、この1年で大きく成長したのがスローイング。昨年夏の甲子園では、イニング間のセカンド送球アベレージが1.9秒台の後半だったが、今年に入ってコンスタントに1.8秒台をマークするようになった。フットワークが良く、腕の振りに頼らないのでコントロールも安定している。打撃も大きく構えてゆったりとタイミングをとり、センター中心に強い打球を放つ。

 単純な攻守以上に評価が高いのが、そのリード。絶妙なタイミングで投手に声をかけ、守備にも的確な指示を送る。ベテランの多賀章仁監督も有馬のコミュニケーション能力を高く評価し、全幅の信頼を置いている。

 初戦の相手は強打の東海大相模だが、その打線を相手にエースの林優樹をどのようにリードするのか――。1回戦最大の注目ポイントと言っても過言ではないだろう。

▼ 地方大会の成績
6試合 打率.444(18-8) 1打点

▼ 第6日・8月11日(日)
第2試合:東海大相模(神奈川)- 近江(滋賀)<10:30>


文・写真=西尾典文(にしお・のりふみ)
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