「プロ野球1年生のきみへ」第2回:岸潤一郎
西武は10日、「プロ野球1年生のきみへ」と題して、担当スカウトから今年のルーキーたちに宛てた“手紙”を公開することを発表した。
各スカウトにとって選手たちは“我が子”のような存在。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、直接対話が出来ない状況が続くなか、各担当スカウトたちが選手に対して“いま伝えたい想い”を綴ろうと筆を執った。
第2回目の今回は、スカウト歴8年の鈴木敬洋・育成アマチュア担当から、ドラフト8位野手・岸潤一郎(徳島インディゴソックス⇒西武)へ宛てた手紙。コロナ禍で過ごすルーキーへ、伝えたい想いとは――。
鈴木敬洋スカウトから岸潤一郎へ
岸潤一郎くんへ
高校時代から追いかけてきた岸くんがライオンズに入団してくれて嬉しく思っているよ。
右投げ右打ちでスピードがあって、当時から目立つ存在だったんだよね。
もともと肩の強いイメージはあったけれど、入団して練習を見ていくなかで体が強いなと改めて感じているよ。
振る・投げる・走るどれも力強くて試合に出ている姿を想像するとワクワクするんだよね。
岸くんは自分で考えてできる子だから心配は何ひとつない。守備力とボールに対する野生感というのは強みだと思うから自信を持っていってほしいな!
それと。何かあるとすぐ連絡をくれるのも嬉しく思っているよ。一軍の練習参加も何度か経験して、勉強になることも多いと思う。そのチャンスをぜひ掴みとって欲しいと思います。
独立リーグでプレーをしてきてNPBに入ったこと、その感謝を忘れずにがむしゃらに泥臭く野球をして欲しい。そして独立リーグからプロを目指す後輩たちのためにも全力で野球に向き合ってほしいと思っています。
埼玉西武ライオンズ育成アマチュア担当・鈴木敬洋(8年目、担当地区:独立リーグ・信越、主な担当選手:2018年伊藤翔投手)