○ ヤクルト 4 - 2 阪神 ●
<12回戦・神宮>
ヤクルトが競り勝ち、連敗を「2」でストップ。前回登板でノーヒットノーランを達成した小川泰弘が7回2失点で今季6勝目を挙げ、チームの借金を「3」に減らした。
ヤクルトは先制を許した直後の初回、1番・坂口智隆の5号先頭打者ホームランですぐさま同点とすると、2回には9番・小川が自ら右前適時打を放ち、勝ち越しに成功した。
小川は初回にサンズに適時打を許した後は、3回・4回と三者凡退に打ち取るも、5回にスクイズの本塁タッチアウトを狙った送球が高く浮いて失点(記録は投手野選)。自らのフィールディングミスで同点に持ち込まれてしまう。
それでも、6回・7回をテンポよく三者凡退に片付けると、打線は7番・中村悠平の右前打から一・三塁のチャンスを作り、先頭弾を放っていた1番・坂口が一塁への適時内野安打を放ち、再び勝ち越し。小川に勝利投手の権利が舞い込んだ。
8回は2番手・清水昇が三者凡退のパーフェクトリリーフで流れを呼び込み、3番・青木宣親と4番・村上宗隆の連打に5番・エスコバーが送りバント。いずれも会心の打球では無かったものの、泥臭く繋いで6番・山崎晃大朗の中犠飛でリードを2点に拡げた。
9回は守護神・石山泰稚がゼロで締めて、リーグトップの9セーブ目(2勝1敗)。小川に今季6勝目(2敗)が記録された。
敗れた阪神は、東京ドーム3連敗から神宮3連勝を目指したが一歩及ばず。先発の秋山拓巳が6回2失点とゲームメイクするも、打線が6回以降わずか1安打と元気なく、7回のガンケルと8回の岩崎優が粘るヤクルト打線にそれぞれ1失点。終盤の攻防で踏ん張りきれなかった。