○ ソフトバンク 2 － 1 広島 ●
＜オープン戦・PayPayドーム＞

　ソフトバンクのジュリスベル・グラシアル内野手（35）が20日、広島とのオープン戦に「4番・指名打者」でスタメン出場。2回にオープン戦初安打と好走塁を見せ、開幕OKをアピールした。

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　グラシアルはオープン戦初出場で2打数無安打だった前日の同カードに続き「4番・指名打者」でスタメン出場。先頭打者で迎えた2回、広島先発・九里が投じたシュートをコンパクトに左前へ運びオープン戦初安打をマークした。

　続く中村晃のライナー性の右前打で一気に三塁へ。右翼・鈴木誠もストライク送球を見せたが、スピードに乗った好走塁でチャンスを無死一、三塁に広げた。続く松田の三ゴロで先制のホームイン。走塁面でも状態の良さをアピールした。

　4回の第2打席は空振り三振に倒れ、この日は2打数1安打、1三振1得点の打撃結果。6回に代打・デスパイネを送られ試合から退いた。

　コロナ禍による来日遅れと待機期間があり、チームに合流したのは3月2日。慎重を期し、実戦初出場は開幕直前のこの時期までずれ込んだが、試合後には「打席の感覚もいいし、不安材料は一切ない。あとはしっかりトレーニングをし、ベストの準備をして3月26日の開幕を迎えたい。5連覇に向けて開幕から力になるよ」と語るなど、打線に欠かせない助っ人が元気な姿を披露した。