● 日本ハム 0 － 4 楽天 ○
＜21回戦・札幌ドーム＞

　楽天の則本昂大が9日、札幌ドームで行われた日本ハム戦に先発登板し、約3年ぶりの完封勝利を飾った。

　則本昂は「要所のコントロールはよかった」と、序盤から日本ハム打線を圧倒し、6回二死まで許した走者は四球による走者ひとりのみ。その6回に二死から連打を許して一、二塁とされたが、得点圏に走者を背負ったのも1度だけという内容で9回を投げ切った。

　打っては打点ランキングでトップに立つ島内宏明の2点適時二塁打で先手を奪い、茂木栄五郎の内野安打と岡島豪郎のソロで小刻みに加点して右腕を援護。則本昂は9回を120球、被安打3、与四球1の11奪三振という快投で今季9勝目を手にした。

　試合後、お立ち台に上がった則本昂は「本当に嬉しいです」と率直にコメント。「後半戦に入って不甲斐ないピッチングが続いていた。きょうは監督の誕生日で、最後まで投げてウイニングボールをプレゼントしたかったので、できて良かったです」と語り、指揮官に白星を贈れたことを喜んだ。

　同日の試合でロッテとオリックスの首位攻防が引き分けに終わり、首位までのゲーム差を「2」とすることに成功した。