西武 1 － 1 ヤクルト
＜オープン戦・ベルーナドーム＞

　ヤクルトのホセ・オスナ内野手（29）が18日、西武とのオープン戦に「7番・一塁」で先発出場。2打数2安打1打点でオープン戦初のマルチ安打を記録した。

　試合開始早々、いきなりヒヤリとするアクシデントに見舞われた。1回裏の一塁守備で痛烈なゴロが右手の親指付け根付近を直撃。すぐさまトレーナーらが駆け寄り状態が心配されたが、大事には至らずプレーを続行した。

　打席では2回表、西武の開幕投手に内定している髙橋と対戦し中前打で出塁。オープン戦3試合連続となる安打をマークした。4回は二死二塁の好機で再び髙橋と対峙。カウント2－2からの内角球をコンパクトに捉えた打球は、左翼線を破る先制適時打となった。この打球で一気に二塁進塁を狙ったが、左翼手の好返球に阻まれタッチアウト。憤死したものの積極的なベースランニングで状態の良さを示した。

　オスナは4回裏の守備からベンチに上がり、この日は2打数2安打1打点の打撃結果。オープン戦初打点をマークし、同打率は.231となった。

　加入1年目の昨季はコロナ禍の影響で来日が遅れ、4月下旬に一軍合流。最終的に120試合に出場し打率.258、13本塁打、60打点の成績を残しチームのリーグ優勝と日本一に貢献した。2年目の今季は春季キャンプからチームに加わり調整。オープン戦序盤はなかなか結果が出なかったものの、開幕前に調子を上げてきた。