● 巨人 5 － 10 広島 ○
＜18回戦・東京ドーム＞

　広島が敵地で巨人に3連勝。4回に代打・堂林が5号グランドスラムを放ち、このカードは3試合連続で満塁弾が飛び出した。

　広島は先発の野村が3回までに4失点。それでも4点を追う4回表、5番・坂倉の中越え適時二塁打で1点を返すと、その後、8番・磯村が押し出し四球を選び2点目を奪った。なおも満塁で野村の代打・堂林が、満塁弾を左翼席へ運び6－4と一気に逆転。広島はこのカード、15日の第1戦で磯村、前日16日の第2戦は長野が満塁弾を放っており、球団では31年ぶりとなる3試合連続グランドスラムを達成した。

　7回は代打・中村健が3号ソロを右中間席へ運ぶなど、広島打線はその後も攻撃の手を緩めず2試合連続の2ケタ得点。このカードは3戦合計27得点と打線が爆発した。

　投手陣は野村が3回4失点で降板したあと、4回からは中継ぎ待機していた九里が3回1失点と好リリーフ。7回以降はターリー、森浦、栗林が1イニングずつゼロを刻み、3年ぶりの中継ぎ登板となった九里が4勝目（6敗）を手にした。