ニュース 2023.01.10. 17:12

ロッテの新人合同自主トレスタート 高卒3年目の西川と山本がロングティー 〜今日のロッテ浦和球場〜

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ロッテの新人合同自主トレがスタート
 ロッテの新人合同自主トレが10日、ロッテ浦和球場でスタートした。

 コロナ禍ということもありロッテ浦和球場の三塁側、一塁側スタンドには、マリーンズファンの姿はなく、今年も無観客で行われた。

 9時50分過ぎに自身の名前と背番号の入った赤色のビブスを着た新人選手たちが、グラウンド入り。吉井理人監督が新人選手たちに挨拶を行った後、新人選手たちは吉井監督をはじめ、球団スタッフらに自己紹介。

 10時過ぎに練習が始まった。ランニング、ウォーミングアップ、キャッチボールを行い、キャッチボールではドラフト1位・菊地吏玖(専修大)が、振りかぶって1球1球感覚を確かめるように投げ込んでいた。昨年は松川虎生、村山亮介と捕手がいたこともあり投手と捕手でキャッチボールする日もあったが、キャッチボールの組み合わせは野手組と投手組に分かれており、菊地は同4位・高野脩汰(日本通運)、同2位の友杉篤輝(天理大)は同5位・金田優太(浦和学院高)とキャッチボールを行った。

 ショートのポジションでの1箇所ノックでは、昨年の新人合同自主トレの初日と同じように、一塁へのスローイングはなし。ショートを主戦場にする友杉が最初にノックを受けた。菊地はノックを受けるときに大きな声で「お願いします!」と声を出し、他の選手たちがノックを受けている時に「OK〜」、「いいね〜」、「最年長!」と盛り上げた。

 チューブトレーニング、ダッシュ、野手陣はティー打撃を行い12時30分過ぎにはグラウンドでの練習が終了。ティー打撃では育成3位の勝又琉偉(富士宮東高)が右手ティー、左手ティーなどを行っていた。なおここ数年、新人合同自主トレの初日に行われていた12分間走はなかった。

 ロッテ浦和球場で行う新人合同自主トレ中には、2年目以降の選手たちも新人選手たちの脇でキャッチボールやランニング、新人選手たちがウォーミングアップ中に内野のグラウンドでノックを受けたりしていることが多い。

 この日は、新人選手たちの練習が終わった後に、グラウンドで西川僚祐と山本大斗の“期待の高卒3年目”コンビがキャッチボール、三塁のポジションでノック(一塁へのスローイング有り)を受けた。西川は三塁線、三遊間のゴロを捕球し、難しい体勢で一塁へ送球する場面も。

 昨年の自主トレでも外野手登録の西川は三塁のポジションでノックを受けていたが、昨年9月に行ったオンライン取材で「ファーストも守るのでサード、ショートでノックを受けることで、ゴロの入り方とかもよくなる。外野も内野の足の動き、さばき、内野よりはないですけど、そういうこともできた方が自分のプレーの幅が広がると思っていたので、やっていました」と、その理由について語っている。

 ノックが終わると、山本が三塁ベンチ前からライトポール際方向、西川が一塁ベンチ前からセンター方向に向かってロングティー。昨年11月にZOZOマリンスタジアムで行われたロングティーと同じような意識で練習しているように見えた。

取材・文=岩下雄太

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