○ 西武 3 － 0 ソフトバンク ●
＜3月12日　ベルーナドーム＞

　昨年12月の現役ドラフトで阪神から西武へ移籍した陽川尚将内野手（31）が12日、ソフトバンクとのオープン戦に「5番・一塁」で先発出場。初回に先制の中越え2点適時三塁打を放つなど、2本の長打で開幕スタメン入りをアピールした。

　初回、二死一、二塁の好機でソフトバンク先発・東浜と対戦。2球目のカットボールを捉えた打球は、中堅フェンスを直撃する先制の2点適時三塁打となった。3回の第2打席は二死無走者の場面で、再び東浜の2球目を捉え左中間突破の二塁打でチャンスメイク。その後の2打席は凡退したものの、2本の長打で自慢の打力をアピールした。

　6回からは守備位置を三塁へ移し、4度飛んできたゴロを無難に処理。ユーティリティな一面もアピールした。

　西武は陽川の活躍もあり、ソフトバンクとのオープン戦に完封勝利。投げては先発の平良が6回2安打無失点の快投を披露し、7回からは宮川が2イニングを無失点、9回はドラフト4位の青山がパーフェクト救援で締めた。