● 楽天 0 － 4 西武 ○
＜1回戦・楽天モバイル＞

　西武は今季初の完封勝ち。楽天との今季初戦を制し、連勝で勝率を5割に戻した。

　打線は両軍無得点で迎えた5回、6番・鈴木の四球、続く柘植の投犠打で一死二塁の好機を作り、ドラフト6位の8番・児玉（大阪ガス）が左越えの適時二塁打を放ち先制。これが24歳のルーキーにとってうれしいプロ初安打初打点となった。

　なおも二死三塁で1番に入った愛斗が中前適時打を放ち2点目。楽天先発・則本に6回まで4安打に抑えられたが、ワンチャンスをモノにし試合の主導権を握った。

　2点リードの9回は楽天4番手・小孫の乱調で無死満塁とし、7番・柘植の中前2点適時打で2点を追加。この回もチャンスを生かし加点した。

　先発の今井は初回から4イニング連続で先頭打者の出塁を許す苦しい投球。それでも2併殺を奪うなど要所を締め、7回3安打無失点、8奪三振5四死球の“粘投”で後続にマウンドを譲った。2点リードの8回はティノコ、4点差の9回は増田が1イニングずつ無失点。今季初の完封リレーで逃げ切り、今井は今季初勝利を手にした。