● レイズ 2 － 5 カージナルス ○
＜現地時間8月10日　トロピカーナ・フィールド＞

　カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手（25）が10日（日本時間11日）、敵地でのレイズ戦に「1番・中堅」でフル出場。2本の二塁打で8月に入り早くも5度目となるマルチ安打をマークし、チームの2連勝に貢献した。

　初回の第1打席は、レイズの先発右腕・リテルから痛烈な二塁打。2ボール後のスライダーを右翼線へ弾き返し、無死二塁の好機を演出した。5回の第3打席もリテルのスプリットを捉えたが、ライナー性の飛球は右翼手の正面。無死一、二塁の好機だった7回の第4打席は痛烈なゴロを一塁手に好捕されたが、3－6－3の併殺を狙った遊撃手の一塁送球が逸れる間に、二塁走者が4点目となるホームを踏んだ。

　9回の第5打席は2番手右腕・クリスウェルから再び右翼線への二塁打を放ち、今季23度目のマルチ安打をマーク。5打数2安打だったがアウトになった打席の内容も良く、試合を通して好調ぶりをうかがわせた。

　マルチ安打は8月の9試合だけで早くも5度目。侍リードオフマンは順調にスター選手への階段を登っており、打率はリーグ18位の.280、出塁率は同11位の.378、OPSは同19位の.831にアップした。