ニュース 2024.08.31. 14:00

大谷翔平、メジャー史上初「43本塁打&43盗塁」達成 ドジャース10-9で首位攻防初戦制す

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ドジャース・大谷翔平
● ダイヤモンドバックス 9 - 10 ドジャース ○
<現地時間8月30日 チェイス・フィールド>

 ドジャースの大谷翔平選手(30)が30日(日本時間31日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で先発フル出場。2回に43盗塁目となる二盗成功、8回に43号ソロを放ち、メジャー史上初の「43本塁打&43盗塁」を達成した。

 初回の第1打席は相手先発・ゲーレンから右翼線を破る痛烈な二塁打を放ち、三進後、3番・フリーマンの18号2ランで先制の生還。3-2と1点リードで迎えた2回の第2打席は、無死一、三塁でゲーレンの初球94.6マイル(約152キロ)が右肘に装着していたエルボーガードを直撃した。

 今季5つ目の死球に敵地に集まったドジャースファンから怒号。大谷はしばらくうずくまったが、大事には至らず一塁へ向かった。続くベッツの中犠飛で4点目を奪い、なおも一死一、三塁。一塁走者の大谷は続くフリーマンの打席で今季43盗塁目となる二盗を決め、これでメジャー史上初となる「43-43」に王手をかけた。

 イニング先頭だった4回の第3打席は空振り三振。5-5の同点で迎えた6回の第4打席は、二死三塁で3番手左腕のマンティプリーを対戦し、1ボール2ストライク後のワンバウンドしたカーブが暴投。この間に三塁走者のマンシーが勝ち越しのホームを踏んだ。走者がいなくなり大谷は空振り三振。2打席連続三振となった。

 9-5と4点リードで迎えた8回の第5打席は二死無走者で4番手右腕のシーウォルドと対戦。2ストライク後の真ん中直球を振り抜いた打球は、速度99マイル(約159キロ)、飛距離380フィート(約116メートル)で左翼席に着弾する43号ソロとなった。これでメジャー史上初の「43-43」を達成。夢の「50-50」実現も見えてきた。

 ドジャース打線は2回までに5点を奪うも、先発のカーショーが2回途中3失点で緊急降板。球団は降板理由について「左足親指の痛みのため」と発表した。2番手のケリーも失点を重ね5-5の同点。それでも6回に相手の暴投で勝ち越し点を奪うと、7回は6番・スミスの17号3ランで9-5。そして8回に大谷が43号ソロを放ち10-5とした。

 9回にダイヤモンドバックス打線の反撃を受け1点差に迫られるも、結果的に大谷の43号が効き辛くも逃げ切り勝利。ドジャースは4ゲーム差で迎えた同地区2位・ダイヤモンドバックスとの4連戦の初戦を制しゲーム差は「5」に拡大。大谷は4打数2安打1打点、1盗塁1死球2三振の打撃結果で打率は.294、OPSは.999となった。
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