ロッテ・澤田圭佑 (C) Kyodo News

 「それなりに落ちてきているので、ちょっと安定しているというか、投げ感が出てきたような感じです」

 スプリットが今季、ロッテ・澤田圭佑の投球を支える重要な球種のひとつになっている。

 速くて落ちるフォークを目指して昨年秋から練習に励んでいたが、3月10日のオリックスとのオープン戦、1-4の8回一死走者なしで太田椋に2ストライクから投じた3球目(137キロフォーク)、4球目(138キロフォーク)とボール球になったが、この日の登板を境に握りを浅めにしたスプリットを投げるようになった。

 開幕してからも、そのスプリットでパ・リーグの打者たちをねじ伏せている。4月3日のソフトバンク戦、0-2の9回先頭の栗原陵矢を1ボール2ストライクから135キロのスプリットで空振り三振に仕留めれば、4月12日の西武戦、0-0の8回二死走者なしでカナリオを2ボール1ストライクから空振りを奪った4球目の131キロスプリット、空振り三振に仕留めた5球目の133キロスプリットは非常に良かった。

 スプリットの球速は133〜135キロ前後の球速帯。もう少しスピードを出したいのだろうかーー。

 「出ればいいんですけど、あまり多くを求めすぎないように。出ればいいなくらいで投げています」

 昨季は練習していたスライダーを勝負球で使えるようになり投球の幅が広がったが、今季はここまでスライダーよりもスプリットの投球割合が高くなっている。「信用度は結構高い球になっているかなと思います」と、スプリットも信用のできる球種のひとつになった。

 変化球の良さを際立たせるためにも、ストレートも大事になってくる。3月3日の取材で「ストレートがちょっと今遅いので、それにつられて(フォークも)遅い」と話していたが、バンテリンドームでのオープン戦で150キロを超えるボールを投げ込み、今季ここまでの最速は152キロで、平均球速は148.4キロ。「ストレートもまだ良くなる感じがあるので、まだまだここから仕上げの段階というか、1つ、2つよくなりそうな気がします」

 日に日に高まる存在感。4月7日のオリックス戦で今季初めて同点の1-1の7回に登板すると、4月12日の西武戦で今季初めて同点の0-0の8回にマウンドへ。4月16日の日本ハム戦では5-3の8回、今季初めて勝ち試合の8回に登板するなど、同点、勝ち試合での登板が増えてきた。「目の前の1球に集中してという感じです」と、同点、勝ち試合の登板であっても、矢印を自身にむけ、あくまで自分の投球することだけを心がける。

 「1日1日結果を残せるように頑張りたいです」。対外試合から結果を残し続ける澤田。移籍4年目の今季、シーズン通してブルペンを支えていきたい。

取材・文=岩下雄太

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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