○ 巨人 8x - 6 DeNA ●
<18回戦 東京ドーム>
巨人が延長11回にサヨナラ勝ちし、優勝マジック「20」を点灯させた。
巨人は1点を追う4回、3番・丸佳浩の第21号ソロで同点に追いつくと、5番・ゲレーロにも第17号2ランが飛び出し、3-1と逆転に成功。6回に1点を返されたが、丸の2打席連続となる第22号ソロと、6番・大城卓三の適時打で5-2とリードを広げた。
しかし、負ければ自力優勝の可能性がなくなるDeNAも反撃。3点を追う8回、巨人の5番手・中川皓太から四球2つで一死一二塁のチャンスを作ると、ソトのタイムリー二塁打で1点を返し、なおも一死二三塁の好機。代打で登場した細川成也は二ゴロに倒れるが、この間に1点を返した。
なおも二死三塁となり、この日途中出場ながら二塁打を放っている嶺井博希に打席が回ると、中川のスライダーを完璧に捉え、レフトスタンドに飛び込む第2号2ラン。DeNAはこの回に4点を奪って、一気に逆転した。
ところが、巨人も驚異の粘りを見せ、守護神・山﨑康晃から連続四球で二死一二塁とすると、2番・坂本勇人がレフトへ同点タイムリーを放ち、試合は延長戦に突入。そして迎えた延長11回、先頭・重信慎之介が安打で出塁すると、次打者の2球目で二盗し、無死二塁に。ここで「代打・石川慎吾」がコールされる。フルカウントからの6球目、エスコバーの154キロのストレートを振りぬいた打球は、センターへのサヨナラ2ランとなった。
巨人は今季5度目のサヨナラ勝ちで対DeNA戦の連敗を「5」でストップ。田口が今季初白星を手にし、残り28試合となったところで、優勝マジック「20」を点灯させた。
一方のDeNAは、終盤に3点差を逆転したものの、勝利まであと1アウトという状況から追いつかれ、延長11回に回跨ぎのエスコバーが痛恨の被弾。巨人とのゲーム差は「7」に広がった。