ロッテ・茶谷健太[撮影日=2020年1月25日]

◆ 今岡監督に感謝

 ソフトバンクを自由契約となり昨季、ロッテの育成選手として入団した茶谷健太は、今季から支配下登録選手になった。

 「戦力外になったときのことが思い浮かびました。1年間、やってきてよかったというのはあります」。

 昨季中に支配下選手登録は叶わなかったものの、ファームでは安田に次ぐ118試合に出場して、打率.271、6本塁打、48打点の成績を残した。

 「出してもらっての支配下とかだと思うので、試合に出させてもらえなければ、こういうことはなかった。本当に試合に使っていただいたことには感謝しかない」。

 茶谷は試合に使ってもらったと話すが、与えられた出場機会の中で結果を残したのも事実。開幕時は一塁手として出場していたが、結果を残し、4月以降は本職のショートでも出場機会をつかんだ。

 それでも茶谷は「ホークスからマリーンズにきて、いきなり二軍といえども開幕戦で使っていただいて、ファーストでミスしてしまった。それでも、続けて使ってもらえた。今岡さんに使っていただいたというのが、自分のなかでは感謝しているところです」となんども感謝の言葉を口にする。

◆ チーム内川で得たもの

 背番号も『67』となり、いよいよ一軍で勝負できる挑戦権をつかんだ。

 とはいえ、「まずは二軍でしっかり結果を残さないとダメなので、キャンプ初日からアピールして、1日でも早く一軍にあがれるように頑張りたい」と、自身の目標がどこにあるのかをしっかりと理解している。

 今季に向けては、今オフもソフトバンク・内川聖一が行う自主トレに参加。「毎年、毎年、違うことを言っていただいている。言っていただいたことを削っていきながら、自分の形にできれば」と、充実の自主トレを振り返る。

 内川との自主トレ後、ロッテ浦和球場では、素手でティー打撃を行っている茶谷の姿を目にする。その意図について尋ねると、「素手でやらないとわからないこともあるし、素手にマメができるというのは(手が)遊んでいるからと教えていただいた。素手でやってなるべくマメができないよう、握れるようにやっている」ことを明かしてくれた。

 そして、素手でティー打撃を行ったあとに打撃練習を行うと、「力強さというか、インパクトで力がパーンと瞬発的に入るような感じがする」と得られる感覚が違ってくるという。

◆ ショートのレギュラー争いに参戦

 また、支配下選手となったことで、本格的にショートのレギュラー争いに参戦することもできる。マリーンズのショートは、藤岡裕大がレギュラーの最有力候補ではあるものの、平沢大河、三木亮、松田進、福田光輝らも虎視眈々とポジションを狙っている。

 そのポジション争いについて水を向けると、「出られるのであれば、どこでもやります」と話しつつも、「第一希望はショートという気持ち」と意欲を示した。

 2月1日から始まる春季キャンプは二軍スタートが決まった。ただ、第2クールには、台湾のプロ野球チーム「楽天モンキーズ」との国際交流試合が組まれており、まずはここで出場機会を掴み、アピールすることが大事になってくる。

 「チャンスは自分で掴むものでもある。自分でなんとしてもつかめるように」。そのための準備をしっかりと整え、今度は自らの力で一軍の舞台を掴み取る。

取材・文=岩下雄太

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