2021.06.25 18:00 | ||||
阪神タイガース | 0 | 終了 | 3 | 横浜DeNAベイスターズ |
甲子園 |
16号2ランなどで全打点をマーク
DeNAのタイラー・オースティンが25日、甲子園で行われた阪神戦で先制の16号2ラン含む2安打3打点の活躍でチームを勝利に導くと同時に、打率.332で打率トップに浮上した。
オースティンは初回、二死三塁の先制機で2球目に投じられた阪神・西勇輝のシュートを振り抜くと、打球は右翼席へ。貴重な先取点をチームにもたらすと、2−0のまま迎えた6回一死一、二塁の場面では、再び西勇のシュートをライト前に落とし、追加点を記録した。
結局、試合はオースティンが挙げた3点を5投手の継投で守り切り、DeNAが逃げ切りに成功。25日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた笘篠賢治さんは「昨年の来日してからの活躍も凄かったけど、今年もコロナで来日が遅れた中、ハイペースで打ちまくっている。本塁打王も今は村上選手がトップ(22本)ですが、大本命がきた」と語り、本塁打、打率ともにさらにペースを上げるのではないかとの考えを示した。
また、同じく解説を務めた大久保博元さんも「右方向に打てる人っていうのは顔がぶれない。(右打者の場合)強い打球をレフト方向に打とうとすると、ブレてボールが見えづらくなるが、そうならないでホームランをライトに打てる。やっぱ右打ちって率が残るんだなということを、より感じた試合だった」と振り返り、この日の試合でも右方向に2安打を放つ対応力の高さを見せた規格外の助っ人を評価した。
今季はコロナ禍を受けて合流が遅れ、ここまで54試合の出場ながら、16本塁打、40打点、打率.332を誇る右の長距離砲はどこまで数字を伸ばすのか。打席あたりの総合的な打撃貢献度を表す指標の「OPS(出塁率+長打率)」では、村上を上回るリーグトップの「1.084」を記録するオースティンのさらなる活躍に期待したい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』