ニュース 2022.05.23. 17:00

ロッテ、“勝負の交流戦” 最低でも勝ち越しを!

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ロッテのキャプテン・中村奨吾 (C)Kyodo News

24日から交流戦


 24日から『日本生命セ・パ交流戦2022』がスタートする。ロッテは19勝25敗1分、首位・楽天と8.5差の5位で交流戦を迎える。

 昨季は20勝19敗7分、首位と3ゲーム差の3位で交流戦を向けて、最初の阪神、広島と2カード連続勝ち越しの好スタートを切ったが、終わってみれば8勝9敗1分の8位。交流戦後のパ・リーグの順位は首位と3.5差の4位に後退した。

 今季に限っていえば、夏場以降、リーグ優勝争いをするためにもロッテとしては、この交流戦で最低でも勝ち越し、勝率5割に戻してリーグ戦に戻りたいところ。

 現在借金「6」で勝率を5割に戻すには、引き分けなしでいくのであれば、交流戦を12勝6敗で終える必要がある。18試合制になった2015年以降だと、15年・17年のソフトバンク、18年のヤクルトが12勝6敗で交流戦の1位となっており、昨季交流戦を制したオリックスも12勝5敗1分だった。かなりハードルは高いが、これくらいの成績を残さなければ、リーグ戦再開後の戦いはさらに厳しくなることが予想される。

 移動という面において、今回の交流戦は比較的に負担が少なそうだ。22日まで福岡でソフトバンクとの3連戦を終え、広島へ移動してマツダスタジアムで3連戦、週末はZOZOマリンスタジアムで試合と移動が厳しいが、その後は神宮、東京ドーム、ZOZOマリンスタジアムで6連戦となっている。週末の広島から千葉の移動以外は関東での試合で、普段よりも移動の負担が少なく戦えるのではないだろうか。

チーム状況は上向き


 チーム状況も上向いているところも、プラスにしていきたいところ。先週は首位・楽天、2位・ソフトバンクとの6連戦を4勝2敗で勝ち越し、先発投手も6試合全てクオリティ・スタート(6回以上3自責点以内)をクリア。先発投手が安定しており、リリーフ陣も7回・東條大樹、8回・西野勇士(21日に特例2022で一軍登録抹消)、ゲレーロ、9回・益田直也の勝利の方程式の形ができつつある。

 問題はセ・リーグ主催試合のときに、投手も打席に立つため、先発投手の代えどきが難しいこと。今季は投手戦が多く、たとえば0-1の6回表の攻撃で、チャンスで投手に打席が回ってきたときに、ベンチがどういう判断を下すのかなど、投手起用、野手の起用はいつも以上に気を使うことになりそうだ。

 打線は開幕から全体的に低調だったが、先週は決勝弾を2本放ったマーティンが復調気配で、1番・髙部瑛斗からはじまる上位打線で得点する場面が増え、下位打線のエチェバリアがチャンスをつくり上位へ繋ぐという攻撃も増えてきた。22日には角中勝也が今季初昇格を果たし、同日のソフトバンク戦に代打で出場し今季初安打をマーク。さらに同日に行われたヤクルトとの二軍戦で荻野貴司が『1番・左翼』で出場し本塁打を放つなど、一軍復帰間近だ。

 本音をいえば、主力が不在、不振だった期間に勝率5割前後の戦いをし、安田尚憲、藤原恭大、山口航輝といった若手がレギュラーを勝ち取る活躍を見せるなかで、主力選手たちが復帰してさらに競争が激しくなるという構図が見たかった。過ぎてしまった時間は戻ってこないので、若手選手たちには変わらず、レギュラーを掴みとるようなアピールを見せて欲しい。

 話がやや脱線してしまったが、交流戦に話を戻すと、パ・リーグ球団との戦いがなく、ロッテだけ勝つ日もあれば、パ・リーグ6球団が全て勝利、全て敗戦ということも考えられるだけに、大きな順位変動がありえる。

 首位・楽天と8.5差というゲーム差を考えれば、今季に限れば交流戦で躓くようなことがあると、リーグ優勝の可能性がかなり低くなる。リーグ制覇するために、交流戦に勝ち越し上位とのゲーム差を縮め、リーグ戦再開後に優勝を狙えるような位置にいたい。そのためにも、交流戦は全てのカードで勝ち越したい。


文=岩下雄太

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