ロッテの石垣元気は、二軍戦プロ初登板となった4月11日の日本ハム二軍戦からここまで14試合・16イニングを投げ、27個の三振を奪う。
イニングを上回る三振を奪っているが、石垣元は「結果的に三振になっているだけで、特に意識していないですね」と全く気にしていない。
11日の日本ハム二軍戦では3-4の8回に登板し、先頭の今川優馬を2ボール2ストライクから5球目の外角150キロストレートで見逃し三振に仕留めると、続く清水優心を1ボール2ストライクから投じた4球目の139キロカットボールで遊ゴロ、最後は代打・浅間大基を1ボール2ストライクから4球目の138キロスプリットで空振り三振。この日は1回・13球を投げ、0被安打、2奪三振、0与四球、無失点だった。
◆ ストレート、スプリット、カットボール、カーブ
石垣は6月16日に取材した際、ストレートについて「威力のあるストレート、伸びのあるストレートを投げられるようにやっています」と話していたが、現在は「スピードは最近出ていないんですけど、空振りも少しは取れてきているので、もっともっと力をつけていきたいと思います」と前を向いた。
7月12日のハヤテ戦、3-8の9回一死一塁で鈴木将平を1ボール2ストライクから見逃し三振に仕留めた外角149キロストレート、3-8の9回二死一塁で大渡純星を2ボール2ストライクから見逃し三振に仕留めた外149キロストレート、7月27日のフレッシュオールスターで1-0の初回二死三塁で佐々木泰に投じた初球インコース153キロ見逃しストレートが良かった。
良いストレートも投げ込んでいるように見えるが、「自分的には感覚的には良くないので、しっかり修正していこうと思います」と課題点を口にした。
スプリットは6月16日の取材で「カウント取りで楽に1個ポンと(ストライクが)取れれば、楽になると思うので、そこは今練習している最中です」と話していた。
その後の投球を見ると、6月24日の中日二軍戦、2-3の7回無死一塁で能戸輝夢に対し、1ストライクから2球目のインコース136キロスプリット空振りを奪ったりと、カウント球のスプリットもしっかりと投げ込めているように見える。
石垣は「スプリットも最近感覚が良くないので、しっかりと抜けないように。しっかり指にかけて落とすというのを今、意識してやっています」と明かした。
カットボールも、8月6日の中日二軍戦、1-1の6回二死二、三塁で石橋康太に投じた初球見逃した外角の138キロカットボールが良かった。石垣は「カットボールは前回(中日二軍戦)の試合から投げるようにして、投げている感覚も良くて空振りも結構取れていたので、自信を持って投げています」と好感触。11日の日本ハム二軍戦でも、カットボールを投げていた。
気になったのは中日二軍戦では、これまで投げていたカーブを使っていなかったこと。本人は「感覚は悪くないので、いつでも投げられるようにしています」と教えてくれた。
11日の日本ハム二軍戦では前回登板の6日中日二軍戦から中4日で登板するなど、二軍戦で実戦経験を積む右腕。「まだ上で投げていないので、今年中に上で投げられるようにしたいです」。一軍からいつ呼ばれてもいいように、ファームで結果を残していく。
取材・文=岩下雄太