7月途中に加入したロッテのジョーイ・ルケーシーは、3試合・15回を投げ、1勝1敗、防御率4.20の成績を残している。
不安定な先発陣の起爆剤として期待されたルケーシーは、8月1日のヤクルト二軍戦で来日初登板を果たし、4回1失点に抑えると、8月9日のオリックス戦で一軍来日初先発。
0-0の初回先頭の中川圭太を1ボール2ストライクから135キロのスプリットで来日初奪三振を奪うと、0-0の初回一死走者なしで山中稜真に2ストライクから投じた3球目の外角150キロツーシーム見逃し三振に仕留めるなど、3回までノーヒットピッチング。2-0の4回に2点を失い、4回2失点で降板した。
来日2度目の先発となった9月6日のオリックス戦、2回に3与四球と序盤コントロールに苦しむも尻上がりに調子を上げていき、3-0の8回に先頭の麦谷祐介に二塁内野安打を打たれるまでノーヒットに抑えるなど、7回0/3・103球を投げ、1被安打、4奪三振、4与四球、無失点で来日初勝利。前回登板の9月13日のソフトバンク戦は4回・100球を投げ、6被安打、4奪三振、4与四球、5失点で黒星を喫した。
ルケーシーは「まずひとまず思うのはストライクゾーンに大きな違いは感じるなと思います。日本の方が高めをあまり取ってくれないというのを個人的な印象があって、アメリカとちょっと違うなと思いました」と話し、「2つ目に基本的に今まで行った球場がそうなんですけど、人工芝というところがあるので、そこがアメリカと違うなと思います。アメリカは天然芝が多いというのはありますよね。あとは日程の間隔。アメリカと比べた時に違いを大きく感じて、それはそれでユニークで面白いなと感じました」と、ここまで3試合を登板して日米の違いを自己分析した。
ストレートとツーシームはかなり強い球を投げ込んでいる。9月6日のオリックス戦、0-0の初回先頭の西川龍馬を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた4球目のインコース高め149キロツーシーム、1-0の3回無死一塁で大城滉二に2ボール2ストライクから見逃し三振に仕留めた6球目のインコース147キロストレートは良かった。
「間違いなく日本のボールは好きだなと思っております。アメリカのボールと比べた時にボールが小さいので、すごく投げやすいです。ツーシームも多くの回転をかけられますし、ストレートも回転量を上げて出力を出すことができるので、とても気に入っております」。
最大の武器チャーブ(チェンジアップの握りで投げるカーブ)はどうなのだろうかーー。
「間違いなくチャーブも投げやすいと思っております。先ほども申し上げた通り、ボールが小さいので、投げやすく回転量が上げられるので、良いのですが、投げ方を変えないといけないところがありましたので、そこの調整はすぐにできたので問題ないかなと思っております」
ルケーシーが先発した3試合でマスクを被った佐藤都志也は「独特な投げ方をしているしタイミングが取りにくいのかなというところがある。その中でコントロールが効けば、長いイニングを投げられるピッチャーだと思います」と評価する。
残りの登板でも先発としての最低限の役割が期待される。「先発する時は毎回QS(6回3自責点以内)をクリアして、1試合1試合全力で投げ抜いて、1勝でも勝ちに貢献できるように頑張っていきたいと思っております」。17時からのオリックス戦に来日4度目の先発をする。
(ジョーイ・ルケーシー投手通訳=千葉ロッテマリーンズ・村田純平通訳)
取材・文=岩下雄太