二遊間では貴重な右のパワーヒッター

　阪神の渡邉諒内野手（27）が26日、日本ハムとのオープン戦（名護）に「2番・二塁」で先発出場。2回に痛烈な左越えソロを放つなど、古巣相手に4打数2安打1打点とアピールした。

　初回の第1打席は痛烈な左前打。一死無走者の場面で日本ハム先発・根本の直球をキッチリと捉え、3点先制の足掛かりを作った。2回の第2打席は再び一死無走者で根本が投じた2球目カーブをフルスイング。力強く弾き返した打球は左翼芝生席に飛び込むオープン戦1号ソロとなった。

　4回の第3打席は二ゴロ、6回の第4打席は遊ゴロに倒れ途中交代。移籍後初のオープン戦を、4打数2安打1打点の好結果で終えた。

　渡邉諒は昨年10月、日本ハムとのトレードで阪神入り。今季から二塁を守る中野はWBCに臨む侍ジャパン合宿に参加中で、ライバル不在の間に非凡な長打力をしっかりとアピールしている。