ロッテの森遼大朗(撮影=岩下雄太)

◆ ソフトバンク戦で3回パーフェクト

 「とにかくどんどんアピールして、内容も結果もこだわってやっていきたい」。

 石垣島春季キャンプ中の取材でこのように意気込んでいたロッテの森遼大朗は、今春NPBとの対外試合初登板となった1日のソフトバンク戦で、3回パーフェクトと抜群の投球を見せた。

 今季初実戦となった2月12日の楽天モンキーズとの国際交流試合では、3回・46球を投げ5安打、1奪三振、2失点だったが、この日のソフトバンク戦ではテンポ良く1イニング目をわずか9球で三者凡退に打ち取ると、2イニング目、3イニング目も危なげなく完璧に抑え込んだ。

 森が「右のインコースは自分の生命線といってもいいくらい重要な球」、「インサイドを投げきれることで、ピッチングの幅も広がっていきますし、すごく自分のなかでは便利な球だなと思っています」と話すインコースにガンガン攻めた。特に3イニング目となった5回に、先頭のホーキンスを1ボール2ストライクから見逃し三振に仕留めた144キロインコースのストレートは素晴らしく、ホーキンスも思わず腰を引くほどの威力、コントロールを誇った。

◆ 充実した1年に

 森は育成選手でプロ入りし4年間みっちり鍛え、昨季から支配下選手登録となったが、支配下選手1年目となった昨季は3試合・8イニングを投げ、0勝1敗、防御率10.13と悔しい結果に終わった。プロ初先発となった8月7日の西武戦では4回二死走者なしから6点を失うなど、4回を投げ8安打、7失点と、プロの厳しさ、一軍で抑えることの難しさを味わった。

 一軍のマウンドを経験して、「とにかく(一軍で)投げてなんぼというところなので、投げる力、強さ、長いイニングを投げきることが大事」だということを課題として感じた。

 それを踏まえて、今年のオフは「1年間しっかり戦える体づくりと、一軍の先発ローテで回りきるという目標を掲げて練習してきました」と長いイニング、1年間戦うための体力をつけてきた。

 「去年はすごく自分の中で不甲斐ないシーズンだったなと思ったので、今年はそういうことがないようにしっかりやりきったぞという感じで終わりたいと思います」。充実の1年にするために、1日のソフトバンク戦だけでなく、一軍の実戦登板のチャンスがあった時にしっかりと継続して抑えるところを首脳陣に見せていきたい。安定した投球を披露し続ければ、開幕先発ローテーション入りも見えてくる。

取材・文=岩下雄太

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岩下雄太

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