● 阪神 0 － 5 ヤクルト ○
＜8回戦・甲子園＞

　ヤクルトの石川雅規が10日の阪神戦に先発し、5回1/3を投げ4安打無失点に抑え、今季初勝利を手にした。これでプロ1年目から22年連続勝利となった。

　MBSラジオ制作でニッポン放送でも放送された『阪神－ヤクルト戦』で解説を務めた鳥谷敬氏はこの日の投球に「非常に両サイドをうまくついていましたし、同じスライダー、スクリューであっても足のあげ方、曲げ方だったりを自在に操って投球していました。非常に良いピッチングでした。先に2点を取ってくれたのは、石川投手としては投げやすい展開になったのではないかなと思います」と振り返った。

　鳥谷氏と共に解説を務めた狩野恵輔氏は「1年目からものすごい真っ直ぐで押していくというわけではなく、自分を考えながら、どういうふうに生きていこうかという中で、投球術を磨いてきて、年々進化してきてという感じだと思うんです。本当にテレビ見ている人とかだと、この球速で打てないんだと思うかもしれないんですけど、本当に（打席に）立ってみたらものすごく打ちにくい。球種以上に投げ方であったり、タイミングをずらしたり、たくさんあるような感じのするピッチャー。本当に嫌なピッチャーだなと思いました。絞っとかないと全部打たされるピッチャーでしたね」と、石川の投球術の凄さについて語った。

（提供＝MBSベースボールパーク）