積み重ねた二塁打は現役断トツの数字に

　巨人は11日、敵地でのDeNA戦に4－1で勝利。「3番・遊撃」で先発出場した坂本勇人選手は3打数2安打1得点でチームの勝利に貢献し、また歴代単独6位となる通算423本目の二塁打を放つ活躍を見せた。

　3回、一死一塁の場面で球団OBの王貞治氏に並ぶ通算422本目となる二塁打を放つと、イニングの先頭打者で迎えた5回には一塁線を破る二塁打を放ち、歴代単独6位に浮上した。

　11日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野村弘樹氏は、坂本について「完全に上がってきましたね」とコメント。一時はスタメン落ちの日々が続くほど深刻な打撃不振に陥っていたが、ここに来て状態は上向いているとの前向きな見解を示した。

　また、巨人打線全体についても「一昨日は本塁打で点を取って、今日は本塁打なしで走者を還している。ジャイアンツがちょっと脅威になってきましたね」と同様に高評価。巨人打線に繋がりが生まれつつあると分析した。

　巨人は首位・DeNAを相手に価値ある2連勝で、4位・ヤクルトとゲーム差「0.5」になった。今季は開幕ダッシュに失敗したが、復調の気配を漂わせる坂本を中心に打線の状態も上向き気配。ここからの巻き返しに期待したい。

▼ NPB通算「二塁打」記録トップ10
487本　立浪和義
449本　福本豊
448本　山内一弘
440本　金本知憲
429本　稲葉篤紀
423本　坂本勇人　※現役
422本　王貞治
420本　張本勲
418本　長嶋茂雄
411本　松井稼頭央

☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』