○ 広島 5 － 3 DeNA ●
＜12回戦・マツダ＞

　29日にニッポン放送で放送された広島－DeNA戦（RCCラジオの制作）で解説を務めた天谷宗一郎氏が、広島のデビッドソンについて言及した。

　0－0の2回二死一塁の第1打席、先発・ガセルマンに対して2球で追い込まれるも、そこから粘って3ボール2ストライクから7球目のスライダーをライト前に運んだ。

　この打撃に天谷氏は「ちょっとバットの先気味だと思うんですけど、フルカウントでストライクゾーンで勝負をせざるを得なくしたデビッドソン選手が良かった。早めに追い込まれましたけど、そこから誘いに来たカットボール、スライダー系をしっかりと見極めてヒットに繋げましたよね」と解説した。

　第2打席中に外角の変化球を見逃した時には、「打ちにいきながら見逃しが余裕のある見逃し方なんですよね。打ちに行っているのが見てわかる。そういう見逃し方が増えているのは本当に良い傾向。この打席で打てる打てないという話ではなくて、これからのことを考えると非常に良い傾向だなと思いますね」と評価。この打席、四球を選びチャンスを広げた。

　現状のデビッドソンについて天谷氏は「確実に上がっているんじゃないかなと思います。浮いた変化球を捉える確率は高くなっていると思いますし、彼に求められているのはそこだと思うので、どんどん振っていってほしいなと思います」と分析した。

（提供：Veryカープ！RCCカープナイター）