ブルペンで投球練習するロッテ・国吉佑樹[撮影=岩下雄太]

 「場面をとわずに投げられるようにしていますと前から言っているので、そういう部分でしっかり準備ができてそれに備えて、結果がついてきているという感じですね」。

 ロッテの国吉佑樹は今季、勝ち試合、ビハインドゲーム、さらにはイニングまたぎなど様々なシチュエーションで投げ、ここまで11試合・12イニングを投げて、1勝0敗、2ホールド、1セーブ、防御率2.25の成績を残している。

 今季の国吉の投球を見ると、140キロ台、130キロ台のカットボールを投げている。2023年の3月の取材でカットボールの球速帯について「ストライクを取りに行く時と振らせに行く時とで多少、強弱をつけたりしている。その差」と話していたが、今季も同じような認識で良いのだろうかーー。

 改めて国吉に確認してみると、「同じ変化球でも球速が違ったりとか曲がり幅が違ったりとか、色々場面、状況を見ながら、最後の1つですけど自分の中で強弱をつけて投げている」と明かした。

 「今はいい状態で投げられている」と開幕直後に話していたフォークは現在も、「1ヶ月の間に色々試したり握り変えたり、握り幅とか変化量を試合で投げているボールを見ながら、試していたんですけど、ここ最近また良いものが見つかったので、より良い形になってきているかなと思います」と納得のいく球が投げられている。

 また、5月1日のオリックス戦の登板では投げる際、少し横の動きが長く見えた。

 「修正ポイントとして間を取ることができていなかったので、映像を振り返ると自分なりに間を取るようにした結果が、そういうふうに見えていたんじゃないかなと思います」。

 同日の登板ではストライク先行で1イニングをわずか9球、三者凡退に抑える見事なピッチングだった。

 「抑える、抑えないはもちろんありますけど、それ以上に自分ができる最低限として、ストライクをとっていくというのは自分でなんとかできることなので、そこの結果にこだわらずにいい部分として続けていけたらと思っている。ストライク先行するのはいいことじゃないかなと思います」。

 リリーフ陣がやや不安定な中で、いろんな場面でしっかりと仕事をする国吉の存在は大きい。「相性とかを見ながら、起用法もいろんなケースが考えられる。ここって固定は僕自身しないと思っていますし、どんな場面でもいろんな起用法に応えることは変わらずこれからも続けていきたいと思っています」。

 いろんな起用法が考えられる中で、「準備は日々一緒でやることは変わらないので、自分のアップのところから今日1日やると決めていることをやってゲームに備えることだと思います」と返ってきた。この先もチームを助ける投球に期待したい。

取材・文=岩下雄太

この記事を書いたのは

岩下雄太

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