「本当に結果も出ましたし、僕自身納得したボールっていうのも何球もあったんで。今日は真っ直ぐはすごく良かったんでね。まだまだスライダーの抜けだったりとか、フォークの落ち方っていうのが最後の1球だけ良くて、それ以外はあんまりだったんで、修正するところっていうのも多いかなと思います」。

　開幕投手が内定している巨人・戸郷翔征が1日、ヤクルトとのオープン戦に先発し、3回・46球を投げ、0被安打、4奪三振、1与四球、無失点に抑えた。

　戸郷は「まだ修正するところもたくさんありますけど、でも0点に抑えて、ま、結果もある程度出たんで良かったかなとは思います」と振り返り、「まだまだ調整していくところっていうのはたくさんあるかなと思います」と課題点を口にした。

　この日はストレートで空振り三振を2つ奪った。「きょうも147、8くらい、149くらい出ていたので、この時期にしてはまずまずですし。うん、すごく順調に来てるんじゃないかなと思います」と納得の表情。

　試したいと話していたカットボールは「きょうはぜんぶで3球ですかね。（山田）哲人さんの初球の空振りと2球目は浮いたんですけど。もう一個は初回、サンタナ選手かな。外にはずれた1球だけ投げましたけど。感触的には空振りも取れましたし、うん。シーズンでも使えるのかなとは思いますね」と手応えを掴んだ様子。

　カットボールは右打者に投げていきたいのだろうかーー。

　「いや、左のインサイドにもしっかり行きたいですしね。村上さんと対戦した時、投げる時がなかったんで。うん、行けなかったですけど、すごくいいイメージはできたかなと思います」。

　戸郷は3月28日、ヤクルトとの開幕戦の先発が内定している。「開幕の相手にいい印象も与えられたかなと思いますし、このまま順調に開幕を迎えられたらいいかなと思いますけど、まだまだやらないといけない課題っていうのもあるんでね。（開幕までオープン戦）あと3試合、しっかりその課題を潰してやっていきたいなと思います」。開幕戦で最高の投球を披露するため、課題を潰していく。

取材＝ニッポン放送アナウンサー・洗川雄司