ロッテの秋季練習が20日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。
山﨑剛は昨季まで楽天でプレーし、左膝の手術を受けた影響もあってか昨季は一、二軍の出場がなく、シーズン終了後にロッテに育成選手として入団。6月5日に支配下選手登録をされると、同日の巨人戦で7回の守備から途中出場し移籍後初出場を果たす。6月13日のDeNA戦、0-10の3回二死走者なしの第1打席、篠木健太郎が2ボール2ストライクから投じた5球目のストレートをセンター前に移籍後初安打を放つと、オールスター明けはショートでのスタメン出場の機会が増え、61試合に出場して、打率.214、1本塁打、7打点の成績を残した。
山﨑は移籍1年目の今季を「怪我からのスタートだったんですけど、一言では良かったです」と総括し、「去年の今頃を考えたら、あそこまで復帰できるとは思っていなかった」と振り返った。
打撃面では、8月12日のソフトバンク戦、2-6の5回無死一塁の第2打席、上沢直之が投じた初球の135キロフォークをライトラッキーゾーンに移籍後初本塁打を放てば、9月8日の楽天戦、1-1の5回二死走者なしの第2打席、前田健太が2ボール1ストライクから投じた4球目の134キロスライダーを右中間に破る三塁打が良かった。
「正直、あれもたまたまです」と謙遜し、「まだまだ良くなると思うので、しっかりこの秋、キャンプと振り込んでいきたいと思います」と力を込めた。
この秋は「圧倒的に量をやっていないので、量をやることと、力強く量をやることですね、一番は。やっていないのでね」と、量を行うことを掲げた。
来季に向けては「来年のシーズンを元気に迎えられるように体を作って、チームのためにやっていきたいです」と決意した。
◆ 高野脩汰「自分の長所はリリーフも先発もできるところ」
昨季ロングリリーフから徐々に序列を上げていき最終的には勝ち試合の8回を担当するなどブレイクの1年となった高野脩汰は今季、リリーフ、先発にフル回転し、32試合・66回を投げ、4勝4敗4ホールド、防御率2.86の成績を残した。
高野は来季に向けて、「コーチと振り返りをした時に、低めのフォークをケアされて浮いたフォーク、まっすぐを対応されてということがあった。低めにまっすぐを通して、目付けを低めにもさせることによって、また低めのフォークが活きてきたりする。右だったら足元に消えるスライダーとかも通用してくるかなと思うので、低めの精度を練習しつつ、曲がり球も今年の終盤良かったんですけど、年間通して投げられるように。もう少し厳しい場面でも選択できるような信頼度に持っていけるように球数をこなしたいと思っています」と説明。
ここ数年、新シーズンに向けてツーシームを練習することが多かったが、「今ある球を磨くのが自分の中では一番なので、まっすぐ、フォーク、スライダー、まだまだ精度を足りていない。そこを磨く上で、自分は四隅をあまり突くタイプではないんですけど、その中でも四分割できたらいいなと思っています。そこを練習するのが一番なので、ツーシームはそこまで頭にないですね」とのことだ。
今季はシーズン最終盤に先発で存在感を示した。来季は先発、リリーフどちらかで勝負したい気持ちはあるのだろうかーー。
「どっちかって明言されていないので、なんとも言えないんですけど、自分の長所はリリーフも先発もできるところ。どっちと言われても対応できるのが、一番自分の中では理想的な構え方だと思っているので、本当どっちと言われていないのもそうですし、自分的にもどっちかとシフトするかよりはどっちもの準備をしてどちらにも対応できるように備えるつもりでいます」
先発、リリーフ、どちらと言われてもいいように準備していく。
取材・文=岩下雄太