ソフトバンク・千賀滉大

 28日、『S☆1』(TBS系)にVTR出演した野村克也氏が、同日に行われた日本ハム戦に先発したソフトバンク・千賀滉大の投球を解説した。

 5月16日のオリックス戦以来の先発となった千賀は、初回を三者凡退に抑える立ち上がり。2回は安打と四球で無死一、二塁のピンチを招いたが、6番の田中賢介を真ん中のストレートで見逃し三振。この三振に野村氏は「千賀といったらフォークボールがいいじゃない。(バッターは)追い込まれたでしょ、フォークを警戒している。完全にフォーク待ち。フォークばかり警戒しているよね」と解説した。続く大田泰示を空振り三振、石井一成を左飛に仕留め、無失点で切り抜ける。

 千賀は3回以降も、スコアボードに0を並べていき、6回まで日本ハム打線を無失点に抑える。しかし、野村氏は「ちょっと千賀もコントロールを乱しているね。外角低めのストレートが決まっていない。やられるよ」とコメント。野村氏が指摘した通り、千賀は7回にレアードに一発を浴び失点。それでも、千賀はこの1点に抑え、8回を5安打1失点でリーグトップタイの6勝目を挙げた。

 最後に野村氏は千賀について「日本ハムの各打者が勝手に考える。他のストレート、スライダーが活きてくる。無形の力というか、そういうものを兼ね備えている。これからもソフトバンクのエース格としてやっていくんじゃない」と評価した。

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