日本ハムは11日、読書促進全道キャンペーン「グラブを本に持ちかえて」を今年も実施すると発表した。
同キャンペーンは一人でも多くの人に読書を通じて知識を深め、豊かな心をはぐくんでもらうことを目的に、2014年から実施。今年も選手会がキャラクター設定など原案作りにたずさわって幼児向け絵本の第3弾を制作するほか、夏休みの小学生読書応援企画も実施する。
選手会が著作者となりオリジナル絵本第3弾「もりのやきゅうちーむふぁいたーず ほしのせかいへ(仮題)」を制作。選手会が中心となって登場キャラクターの選定、ストーリー設定に関わるなど、選手が絵本をプロデュースする取り組みは球界初で、2015年から3年連続となる。制作した絵本は様々な施設に寄贈するほか、シーズンオフには選手による読み聞かせイベントも開催される。
選手会長の大野奨太は球団を通じて「北海道の夜空の美しさは日本中に誇れるものだと常々感じていましたので、今回は“ほしのせかい”をテーマに選びました。子どもたちにも宇宙ってどんなところなのだろうと興味を持ってもらいたいですし、ご家族で星座を探しながら読んでもらえたらいいなと思います」とコメント。
紋別市出身で、今回の絵本の作画を担当した堀川真氏も「自分の星座が何座か知っていても、それがどこに輝いているのかまで知っている人は少ないのではないでしょうか。絵を描くにあたって、星座について調べてみると、知らないことがたくさんありました。昔の人は、星空にたくさんの絵を描いて、お話を伝えてきたそうです。今回の一冊が“ほしのせかい”を見上げたときに思い浮かぶ、新しいお話になれたらと思います」と話した。
また、小学生を対象に夏休み期間中、目標冊数に達した児童に9月に札幌ドームで行われる主催試合の観戦チケット、またはPILOTの「ファイターズロゴ入りシャープペンシル」がプレゼントされる。