ロッテ・土肥星也【写真は2018年】(C)KYODO NEWS IMAGES

◆ 7回無失点で4勝目

 ロッテの土肥星也が7日、DeNAとの二軍戦で7回を4安打、1四球、12奪三振、無失点の好投で4勝目を挙げた。

 土肥は3回まで許した出塁は、3回に先頭の伊藤裕季也に与えた四球1つのみと完璧な立ち上がり。4回は大河、飛雄馬の連打で無死一、二塁とされたが、4番・細川成也を中飛、5番・中川大志、6番・知野直人を連続三振に仕留めピンチを脱した。5回以降も粘りのピッチングで、7回を無失点に抑え、マウンドを降りた。

 土肥は「序盤は球にバラつきがあったりしたんですけど、しっかりコースに決められて、打ち取れました。追い込んでからのストレートは特に良かったと思います」と話しながらも、「3回に先頭打者に四球を出してしまった」と反省することも忘れなかった。

◆ 下半身主導の投球に手応え

 この日の勝利で4勝目とした土肥が、今季ファームで安定した投球を続ける要因のひとつに、下半身を主導にしたピッチングが挙げられる。

 昨季までは「下半身を使える投球がいまいちできなかった」とのことだが、昨秋のキャンプで大隣憲司二軍投手コーチから下半身を主導にした投球の指導を受けた。

 大隣コーチから教わったことを自主トレでも継続して取り組み、春季キャンプでは「試合でも意識せずに投げられるようになってきた。球も強くなってきたので、良いかなと思います」と手応えを口にした。

 ストレートに力強さが加わっただけでなく、「以前は上体だけで投げていたので、コントロールがつかなかったんですけど、下半身主体で投げることでコントロールがしやすい」と制球力も向上。昨季は一、二軍の公式戦で合計90回1/3を投げて、39個の四死球を与えたが、今季はここまで25回2/3で3与四死球と数字でも結果が現れている。

 制球力がアップしたことで、1イニングあたりの球数が少なくなり、長いイニングを投げられるようになった。この日は7回を投げて108球、前回登板の3月31日の巨人との二軍戦は7回を92球だった。

 二軍で好投を続ける土肥が、目指すのは当然一軍の先発マウンド。ここまでの一軍の先発陣を見ると、開幕から9試合を消化して、QS(6回3自責点以内)をクリアした投手が6日のソフトバンク戦に先発した二木康太のみ。開幕投手の石川歩、2戦目に先発したボルシンガーが一軍登録を抹消され、7日のソフトバンク戦に先発した有吉優樹も2回2/3を投げて6失点と台所事情は厳しい。

 土肥は「チャンスがくるまで、二軍で良いピッチングをするだけです」と話す。いつ一軍に呼ばれてもいいように、二軍でアピールを続けていく。

土肥星也の今季ファーム成績
3月17日vs西武 ○ 6回 70球 安5 振0 四死0 自責0
3月24日vsDeNA ○ 5回2/3 82球 安4 振4 四死1 自責2
3月31日vs巨人 ○ 7回 92球 安8 振3 四死1 自責2
4月7日vsDeNA ○ 7回 108球 安4 振12 四死1 自責0

取材・文=岩下雄太

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