初回からピンチも「集中力が出た気がします」

　カブスのダルビッシュ有投手（33）が20日（日本時間21日）、敵地で行われたホワイトソックスとのオープン戦（特別ルール）に先発登板。初回に満塁弾を浴びるなど、5イニング相当を投げ5失点で降板した。

　初回、いきなり連打を浴び先制されると、さらに安打と四球で無死満塁のピンチを招き、5番・ヒメネスにバックスクリーンへ飛び込む満塁弾を浴びた。二死後、マキャンに中前打を許したところでイニング終了。初回だけで29球を要した。

　2回は3者凡退で終えると、3回は一死から四球を与えたが次打者を併殺斬り。4回は二塁打と暴投で一死三塁としたが、後続を退けゼロを並べた。5回、先頭打者に内野安打を許したところで降板。シーズン前、最後の調整登板は5イニング相当で67球、7安打5失点、3奪三振2四球の内容だった。

　ダルビッシュは試合後、「久しぶりの他チーム相手に投げてきました！ 初回いきなり打たれてから、気持ちが入ってシーズンのような集中力が出た気がします。あとは一番得意なはずのカットだけ。次は開幕なのでしっかり調整します」とツイート。カブスは24日（同25日）にブリュワーズとの開幕戦を迎え、ダルビッシュは25日（同26日）の開幕2戦目の先発が予定されている。