1回裏、ドジャースの3番・ターナーに四球を与える投手・大谷

◆ 最後は右指先を気にしながら降板

 エンゼルスの大谷翔平選手(26)が現地時間29日(日本時間30日)、昨季ワールドシリーズを制したドジャースとのオープン戦(ドジャースタジアム)に「2番・投手」で出場。今オープン戦2度目の“リアル二刀流”に注目が集まったが、ベストメンバーのドジャース打線に3本塁打を浴びるなど、3回途中7失点で試合から退いた。

 1回表、まずは打者としてドジャースの先発左腕・ウリアスと対戦。カウント2-2から最後は低めの真っ直ぐに手が出ず見逃し三振に倒れた。

 その裏マウンドに上がると、1番・ベッツを96マイル(約154キロ)の真っ直ぐで詰まらせ二飛。先頭打者を2球で打ち取ったが、続くシーガー、ターナーには連続四球を与えると、二死後、5番・ポロックも四球で歩かせ満塁のピンチを招いた。6番・マンシーに対してはカーブ2球で追い込んだが、1-2からの5球目が暴投となり先制点を献上。マンシーはスプリットで空振り三振に仕留め満塁のピンチを最少失点で凌いだが、初回だけで26球を要した。

 2回は先頭のスミスを四球で歩かせると、続く8番・テイラーには左翼席への2ラン被弾。追い込んだあとのスライダーが真ん中に入った。9番・ラックスは中飛、1番・ベッツは空振り三振に退け二死としたが、2番・シーガーには3ボール後の真っ直ぐを狙われ、これが左翼席へ着弾するソロ本塁打となった。

 3回は先頭のベリンジャーを空振り三振に退けたが、続くポロックに5つ目となる四球を与えたあと、マンシーには中前打を許し一死一、二塁のピンチ。7番・スミスにはカーブを逆方向へ弾き返され、これが右翼フェンスを越える3ランとなった。

 ここで大谷は右指先を気にする素振りを見せ、マドン監督らがマウンドに集結。そのまま交代が告げられ、大谷は3回途中63球、3被弾含む4安打7失点、3奪三振5四球の内容で降板。打席は初回の見逃し三振の1打席のみで、打者としての結果は1打数無安打1三振だった。

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ベースボールキング編集部

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