NPB通算11年間で1001安打、301本塁打、794打点
メキシカンリーグのサラペロス・デ・サルティーヨは現地時間13日(日本時間14日)、昨季限りでソフトバンクを退団していたウラディミール・バレンティン選手(37)の獲得を発表した。
オランダ領キュラソー出身のバレンティンは、2007年にマリナーズでメジャーリーグデビューを果たし、2011年からヤクルトでプレー。来日初年度にいきなり31本塁打を放ち本塁打王に輝くと、3年目の2013年には王貞治(1964年/巨人)、タフィ・ローズ(2001年/近鉄)、アレックス・カブレラ(2002年/西武)が保持していたシーズン55本塁打の日本記録を塗り替える60本塁打をマーク。3年連続本塁打王の栄冠とともに、前人未到の日本新記録を樹立した。
その後もヤクルトの主砲としてホームランを量産し続け、来日10年目の2020年からソフトバンクに移籍。しかし、新天地では厳しいポジション争いに身を置くなか、在籍2年間でわずか13本塁打、31打点と満足な成績を残すことができず、昨季限りでソフトバンクを退団。1月下旬にSNSを通じて、日本球界での現役続行を断念する意向を表明していた。
NPB在籍11年間の通算成績は1104試合の出場で打率.266(3759-1001)、301本塁打、794打点、7盗塁、OPS.916(出塁率.370/長打率.546)。日米通算では1114安打、316本塁打、846打点の成績だった。