エンゼルス・大谷翔平

◆ 今季初アーチから2戦3発、量産体制への期待も

 エンゼルス・大谷翔平のバットから快音が続いている。

 現地時間17日(日本時間18日)のレンジャーズ戦は「1番・指名打者」で先発出場。初回先頭の第1打席、外寄りの変化球にうまくバットを合わせると、投手の頭上を超えた打球を二塁キャンパス後方で内野手が横っ飛びで捕球したが、一塁には投げられず。打球を捌いたのがシフトを敷いていた三塁手だったため、これが三塁への内野安打となった。

 この日は8回、満塁のチャンスで回ってきた第5打席で二ゴロの間に打点も挙げ、5打数1安打、1打点で1得点。連続試合安打を7に伸ばしている。

 昨季46本のアーチを描いて本塁打王争いも繰り広げていただけに、開幕からのノーアーチには不安の声も出ていたが、現地15日のレンジャーズ戦で第1打席に右中間への今季1号を放てば、その日の第3打席にもう一発。翌日も右中間に叩き込む2ランを放ち、2試合で3発とようやくエンジンがかかってきた。

 3戦連発とはならなかったが、連続試合安打は継続中。開幕カードでうまく抑え込まれたアストロズとの3連戦を前に弾みをつけている。

 一方で、次なる目標となるのが「今季初勝利」だ。

 先週は現地14日のレンジャーズ戦に先発するも、2回にジョナ・ハイムに逆転満塁弾を被弾。4回途中70球、6失点で敗戦投手となり、今季の投手成績は2戦0勝2敗、防御率7.56となってしまった。

 今季3度目の登板は、中5日で現地20日のアストロズ戦を予定。開幕戦以来となる顔合わせで、今季初勝利を挙げることができるか。好調なバットでの“自援護”にも期待したい。

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