ロッテ・国吉佑樹(撮影=岩下雄太)

◆ 新球種カーブ

 2021年6月14日に有吉優樹とのトレードでロッテに加入し、今季移籍3年目を迎える国吉佑樹。

 国吉はこれまでストレート、カットボールで追い込み、最後はフォークや縦気味に変化するカットボールで空振りを奪うのが投球パターンだった。今年のオープン戦を見ると、早いカウントでカーブを投げたり、追い込んでからカットボールで見逃し三振を仕留めるなど、昨季までとは少しイメージが違う印象だ。

 2月28日のソフトバンクとの練習試合では栗原陵矢の初球に114キロのカーブで見逃しストライク、柳田悠岐の初球にもカーブでファウル。さらに3月7日の日本ハムとのオープン戦では、ボールになったが江越大賀に投じた初球は121キロのカーブだった。

 江越との対戦では早いカウントでカーブを投げ、1ボール2ストライクから投じた4球目のフォークを見送られるも、最後は3ボール2ストライクからフロントドアのカットボールで見逃し三振を仕留めた。

 「今年からカーブは投げようと思っているボールです。江越の時は初球カーブを投げてボール、1ボール2ストライクのカウントを作れてフォークを振ってくれればなと思ったんですけど、それを振らずに次カットボールを投げて2ストライク3ボールになって、カットボール。カーブが1球入ることによって、カットボールとフォークの2種類、もちろんストレートでもいいんですけど、勝負する選択肢が増えるのでバリエーションとしてはカーブというボールは効果的かなと思います」。

 今季から公式戦でも投げようと考えているカーブは、国吉の投球を助けるボールになっていきそうだ。

◆ 投球を支えるカットボール

 これまで投げていた球種を見ると、カットボールは昨年まで140キロ以上のボールを投げることが多かったが、ここまでの実戦では130キロ台が多い。

 「7日はカットボールが140キロそこそこ出ていたので、速い日もあれば緩い日もあったりする。ストライク取りにいく時と振らせに行く時とで多少、強弱をつけたりしている。その差じゃないかなと思います」と分析する。

 振らせにいくカットボールは、「低めにいったら僕のカットボールは落ちていく。それを振ってくれればいいですし、よりストレートに感じてもらえれば、ストレートできて最後曲がって振ってくれるのが理想。それを目指して投げている」と、縦気味に落ちるボールだ。7日の日本ハム戦でも江越に1ボールからの2球目、空振りを奪ったカットボールがそうだ。

 カットボールは国吉にとって、「軸にはしていきたいボールではありますね。ストレートだけではどうしても苦しい部分があるので、カットボール、フォークと軸になるボールのひとつではあります」と投球を支える生命線だ。

◆ 「貢献できれば」

 国吉は移籍1年目の21年、東京五輪明けから勝ち試合の7回を担当し、守護神・益田直也が連投の時には抑えを務めるなど、25試合に登板して、2勝0敗17ホールド2セーブ、防御率1.44と、2年連続2位入りに大きく貢献したが、昨季はセットアッパーとして期待されながら、わずか6試合の登板にとどまった。

 「去年が本当にとても不甲斐ないシーズンだったので、去年できなかったところを今年は少しでも取り戻して貢献できればと思います」と意気込む。

 巻き返しを図るべく「(シーズン)オフのトレーニングの方法とかもトレーナーをつけて、より細かくしっかり見てもらってきた。自分ではなかなか気づけない細かい部分、また新しい発見があったり、パフォーマンスにつながってきていると思う。すごくいいオフを過ごせたと思います」と納得のいくトレーニングを積んできた。

 あとは、今季結果を残していくだけ。「チームとしても優勝を目指してやっているので、9月、勝負所でチームに貢献できるような存在になっていたいですし、9月にいい順位で勝負していきたいと思います」。国吉の力強いストレートにフォーク、カットボールは魅力的。そこにカーブが加わっていけば、国吉が話したように投球のバリエーションも広がっていく。まだまだ老け込む年齢ではない。熾烈な競争を勝ち抜き、去年の悔しさを晴らす1年にしてみせる。

取材・文=岩下雄太

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岩下雄太

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