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「もう4年目なので、結果を出さないと一軍にいられない」。
ロッテの松川虎生は“覚悟”を持って過ごしている。プロ1年目の22年は開幕スタメンマスクを被るなど、1度もファームに落ちることなく76試合に出場したが、2年目の23年はシーズンの大半をファームで過ごし9試合の出場にとどまり、3年目の昨季は故障に泣き、一軍での出場はわずか2試合に終わった。
昨年11月に行われたZOZOマリンスタジアムでの秋季練習では「1年目は試合に出て、2年目、3年目は吉井さんが言っていたと思うんですけど、二軍で修行と言ってもらっていますが、そういう立場ではないと思います」と危機感を示し、「とにかく全部強くすることがすごく大事だと思うので、強くしながら、技術を高めてやっていければ」と打撃、走塁、守備、全てにおいてレベルアップを図った。
シーズンオフの自主トレでも「全体(のレベルアップ)はもちろんですけど、バッティングの部分ではものすごく大事になってくると思う」と、「右膝が前に出て、遠回りしてしまうので、意識しながら」とバットを振った。石垣島春季キャンプでは、愛斗と共に全体練習後、ほぼ毎日バットを振り、球場を後にするのはいつもチームで最後だった。
全体練習後にバットを振っている時間について松川は「形もそうですけど、とにかく振り込んで、自分の形に持っていけるようにと思ってというところでやっています」と、自分の形を作るため、一心不乱にバットを振った。
昨年11月6日〜11日にかけて秋季練習の打撃練習でノーステップで打っており、当時松川は「左足の使い方をうまくというか、感覚をうまく力を出すためにノーステップで打っていますね」と話し、今後もノーステップで打っていくか質問すると、「まだ、わからないっすね」とのことだった。
石垣島春季キャンプでの松川の打撃練習を見ると、左足を大きく上げたフォームで打っていた。松川は「色々、いろんな形でタイミングを合わせられる部分があると思うので、そこは試しながらという感じですね」と石垣島春季キャンプ中に明かしている。
2月16日から始まった対外試合では、20日のDeNAとの練習試合、24日の巨人とのオープン戦、28日の韓国ロッテ戦で安打を放った。複数安打というのはないが、コンスタントに安打を放っている。
正捕手の佐藤都志也が故障で離脱し、開幕一軍、開幕スタメンに向けてチャンスだが、田村龍弘、寺地隆成といったライバルもいる。「とにかく自分がやるべきことをしっかりやって、勝つためにということを考えながらやっていければと思います」と松川。今季は1試合でも多く、一軍の舞台で躍動したい。
取材・文=岩下雄太
ロッテの松川虎生は“覚悟”を持って過ごしている。プロ1年目の22年は開幕スタメンマスクを被るなど、1度もファームに落ちることなく76試合に出場したが、2年目の23年はシーズンの大半をファームで過ごし9試合の出場にとどまり、3年目の昨季は故障に泣き、一軍での出場はわずか2試合に終わった。
昨年11月に行われたZOZOマリンスタジアムでの秋季練習では「1年目は試合に出て、2年目、3年目は吉井さんが言っていたと思うんですけど、二軍で修行と言ってもらっていますが、そういう立場ではないと思います」と危機感を示し、「とにかく全部強くすることがすごく大事だと思うので、強くしながら、技術を高めてやっていければ」と打撃、走塁、守備、全てにおいてレベルアップを図った。
シーズンオフの自主トレでも「全体(のレベルアップ)はもちろんですけど、バッティングの部分ではものすごく大事になってくると思う」と、「右膝が前に出て、遠回りしてしまうので、意識しながら」とバットを振った。石垣島春季キャンプでは、愛斗と共に全体練習後、ほぼ毎日バットを振り、球場を後にするのはいつもチームで最後だった。
全体練習後にバットを振っている時間について松川は「形もそうですけど、とにかく振り込んで、自分の形に持っていけるようにと思ってというところでやっています」と、自分の形を作るため、一心不乱にバットを振った。
昨年11月6日〜11日にかけて秋季練習の打撃練習でノーステップで打っており、当時松川は「左足の使い方をうまくというか、感覚をうまく力を出すためにノーステップで打っていますね」と話し、今後もノーステップで打っていくか質問すると、「まだ、わからないっすね」とのことだった。
石垣島春季キャンプでの松川の打撃練習を見ると、左足を大きく上げたフォームで打っていた。松川は「色々、いろんな形でタイミングを合わせられる部分があると思うので、そこは試しながらという感じですね」と石垣島春季キャンプ中に明かしている。
2月16日から始まった対外試合では、20日のDeNAとの練習試合、24日の巨人とのオープン戦、28日の韓国ロッテ戦で安打を放った。複数安打というのはないが、コンスタントに安打を放っている。
正捕手の佐藤都志也が故障で離脱し、開幕一軍、開幕スタメンに向けてチャンスだが、田村龍弘、寺地隆成といったライバルもいる。「とにかく自分がやるべきことをしっかりやって、勝つためにということを考えながらやっていければと思います」と松川。今季は1試合でも多く、一軍の舞台で躍動したい。
取材・文=岩下雄太